2011年7月23日土曜日

事故予防のお話。交通事故について。

 今回は交通事故についてです。
“どんなに注意しても交通事故は発生してしまう。発生したとしても、できるだけ損傷を少なくする”ことが重要です。

1.自動車では、シートベルト、チャイルドシートの未着用や不適切な取り付けが問題になります。
「すぐそこまでだから」とか「こどもが嫌がるから」とか「スピードを出さないから」などなど。こどもが死傷した事故の大半は時速40km以下でおこっています。
*時速40kmで車が衝突した場合、こどもの体重は30倍の計算になります。
(10kgのこどもの場合:300kgの計算となります)

2.自転車では、本人が運転する場合には、スピードの出しすぎ、重すぎる荷物(運転操作のしにくさ)、ヘルメットの未装着が問題になります。
*自転車乗車時のヘルメット着用は、頭部外傷では重症度を85%、脳損傷では88%軽減できるとされています。

予防対策としては、
・年齢にあったチャイルドシートを使用する
・チャイルドシートは、必ず後部座席に取り付ける(助手席はエアバッグの作動で窒息などを起こす可能性あり)
・自転車乗車の際は、必ずヘルメットを装着する
・こども乗せ自転車などの場合、補助椅子に座らせたままひとりにしない
・言葉が分かるようになってきたら、日頃から交通ルールを教える
・おとなが悪い見本を見せない(赤信号を渡る、横断歩道のないところを渡る、など)
といったことが挙げられます。

いっぺんに全部、ということは難しいかもしれませんが、自分で、ご家庭で、できることから始めましょう。