2013年7月31日水曜日

事故予防のお話③リチウム電池の誤飲。

家庭内の電気製品やおもちゃなどに広く使われているボタン電池の誤飲は比較的よくみられます。
誤飲した際に、食道を通過して胃に入ると8割以上が3日以内に便に排泄されるということで緊急性や重症度は低くなりますが、食道や喉頭(こうとう:のどの奥の部分)に停滞してしまった場合には、食道の粘膜の損傷が起こるなど緊急手術が必要になる場合もあります(重症度には、誤飲からの経過時間や停滞部位、電池の残存電力などいろいろな要因が関係するとされます)。

誤飲の現場を親御さんが見ていれば、すみやかな受診ができますが、誤飲現場をみていない場合もあります。特に2~3歳以下のお子さんで突然の嘔吐や流涎(りゅうえん:よだれをながす)がみられた場合には誤飲を疑う必要があるとされています。

われわれの日常にあるボタン電池、気を付けなければならない点を知って使いましょう。
(今回は、日本小児科学会ホームページのinjury alert (傷害速報)を参考にご紹介いたしました。 http://www.jpeds.or.jp/alert/index.html )

2013年7月30日火曜日

事故予防のお話②溺水について。

事故予防のお話、今回は溺水についてです。

厚生労働省が出している統計(平成21年度)では、不慮の事故の中では溺水(溺死)の占める割合は、1~19歳のどの年齢層でも交通事故についで2番目に多いという結果です。

発生場所としては、0・1歳は浴槽内が多く、1歳になると浴槽・自然水域内への転落が発生しています。3・4歳では自然水域内が多いという結果です。

浴槽での溺水について、その起こりやすい状況として、
・こどもが浴室に入りやすい構造・環境になっている
・浴槽の縁の高さが50センチ以下
・浴槽に水がたまっている(こどもの鼻と口を覆うだけの水深、すなわち10センチでも十分である)
といったことが挙げられます。

予防対策としては、
・できるだけ残り湯をしない
・浴室に入れないように鍵をかける
・こどもだけでお風呂に入れたり、遊ばせたりしない
・短い時間であっても、浴槽にこどもを1人にしない
・桶(おけ)などにも水を張らない
・海や川などで遊ぶときにはライフジャケットを着用する
といったことが挙げられます。

この季節、海や川といった水辺で遊ぶことが増えます。ライフジャケットの着用とともに、岩場などでは、靴や手袋を着用することも忘れないようにしましょう。

2013年7月29日月曜日

7月のわくわく&おうち日記

暑い日が続いた7月。
まぶし過ぎるくらいの夏の日差しに、大人も子どもも毎日くらくらですね。
元気に遊ぶためには、睡眠と栄養がとても大事です。そして水分補給をこまめに取りながら、休息の日もはさみながら、元気に楽しい夏を過ごしましょう!!

では、7月の「おうち」の様子です!

☆わくわくの日  7.2 『たなばた』
一週間ほど前から、「みんなのおうち」に遊びに来たお友だちには短冊に願い事を書いてもらっていました。自分の短冊を指差して「あった、あったー!」と、笹にぶら下がっているのを嬉しそうに見ていた子ども達。
七夕の会当日は、はじめに笹飾りの工作に挑戦しました。○△□に切った折り紙を、好きな色を選んでのりでくっつけていきます。指にのりがつくのが苦手だった子も、スタッフと一緒に慎重に取り組んでいましたよ。上手につなげられて、嬉しそうでした!
最後に、星の冠を一人ひとりおでこに付けて「たなばた」を歌いました♪
スタッフの願いはただ一つ。「クリニックとみんなのおうちに来る子ども達みんなが、健やかに成長しますように・・・」


☆わくわくの日  7.23 『夏祭り』
この日は、6名のお友だちが遊びに来てくれました! 3人が浴衣や甚平を着て参加してくれたのでお祭りの雰囲気も出て華やか、そしてとてもにぎやか~。
はじめに、みんなで輪になってお祭りについてのお話を聞いて、チケットを腕につけた子ども達。
この日一番年長のSくんの挨拶で夏祭りがスタートしましたよ! お面・的あて・お魚すくいの3つの出店を、2人ずつ回ってじっくり遊びました。特に人気だったのは、動物の絵とクリニックのシンボルマークを的にした的あて。ボールを投げて当たると大喜び!! 何度も何度も挑戦していました。ボールの投げ方一つをとっても、一年の成長が感じられました。
たくさん遊んだ後は、「アンパンマン音頭」で盆踊りをしました♪ スタッフの踊りを見ながら、子ども達も足を上げたり回ったり、楽しんでいました。最後に美味しいジュースを飲んでのどを潤して、今年の夏祭りは終わりました~!
来年はさらに志向を凝らして、たくさんのお友だちと楽しく過ごしたいと思います☆



《おうちだより》
・汗ばむ季節となってきました。汗をかいたときや散歩後にはシャワーを浴びて、着替えをしています。替えの肌着、洋服、シャワー用のフェイスタオルを1枚お持ちください。
・病時利用をする場合は、前日までにご予約または受付にてご相談ください。
・お預かり前のメディカルチェックは、利用時間の5分前です。大幅に過ぎてしまうと、次の時間からのご利用とさせていただく場合もございます。ご理解とご協力のほどお願い致します。
・当日ご予約されている時間に変更がある場合(お迎えが早くなる、延長になる)、またお迎えの時間が予定時間を過ぎる場合は、必ず受付にご連絡くださいますようお願い致します。



                ~みんなのおうち・夏休みのお知らせ~
クリニックの夏期休診日に合わせて、下記の期間中はみんなのおうちもお休みいたします。

                 8月12日(月)~17日(土)



2013年7月28日日曜日

事故予防のお話①誤飲・誤嚥について。

お子さまの成長とともに、活動範囲も広がり“思わぬところまで手が届く”ということがよくあります。今回は、事故予防の話として、誤飲・誤嚥についてお話します。

まず誤飲・誤嚥事故の傾向です。
・生後6ヶ月から急増し、9ヶ月がピークとなります。
・女児よりも男児の方が多いです。
・発生時間は、18~21時台が多く、夕飯の仕度などで最も目が離れる時間といえます。

次に誤飲の原因となる家庭用品等の種類です。
・たばこが約3割を占めトップです。30年間トップを守り続けて(?)います。
・次に2割弱を占める医薬品・医薬部外品です。
・それからおもちゃ、プラスチック製品、金属製品、食品類と続いていきます。

①たばこの誤飲では、その9割弱が生後6ヶ月から1歳6ヶ月の乳幼児に起こっています。その致死量としては、体重10kgのお子さんでたばこ1本、20kgのお子さんで2本です。
ただし、たばこの葉だけでは、ニコチンの吸収は遅く、催吐作用があるためたくさんは食べられません。結果として中毒例は少ないのが現状です。
しかし、水に浸っているたばこや空き缶などに水を入れ灰皿がわりにしている場合にその水を飲んでしまうとニコチンの吸収も早く中毒になりやすいのです。
対策としては禁煙がもっとも望ましいですが、たばこや灰皿を手の届くところに置かない、空き缶やペットボトルなどを灰皿がわりにしない、ということが大切です。

②医薬品類では、家庭に置いてある機会の多い薬品で、親が飲んでいるのを見て真似して飲むということが多いので、こどもの見ていないところで内服するようにしましょう。

③おもちゃ類では硬貨、ボタン電池、マグネット、クリップ、ボタンなどが多く、食品類ではナッツや大豆などの豆類、飴、もち、こんにゃくゼリー、ミニトマト、ぶどうなどが多くを占めます。

予防対策としては、
・4-5歳までは与えないようにする。
・口にものを入れたまま遊ばせない。遊びながら食べさせない。
・食べているときにびっくりさせたり、たたいたりしない。
・早食い競争をしないように教育する。
といったことが挙げられます。

親御さん自身がハイハイの姿勢をとってみて、危険なものはないかこどもの目線になって確認することが大切です。

また子ども達は日々成長します。昨日まで届かなかったところに手が届く!、登れなかったところに登っている!、この高さに頭をぶつけるようになった!、こんな成長を目にするのはとても嬉しいことではありますが、同時に上のような予防対策の変更(バージョンアップ)をせまられることでもありますね。
成長を楽しみつつ、冷静な目をもって事故予防対策も行っていきましょう。

2013年7月27日土曜日

わくわくの日・8月の予定

今月のわくわくの日の予定です!!
子ども達のわくわく・ドキドキする気持ちと、笑顔をたくさん引き出して上げられるよう、楽しい計画を考えています。みんな遊びにきてね♪


☆8月6・20日(火) 10:00~11:00  『どろんこ遊び
  
  今月のわくわくは、どちらも公園での『どろんこ遊び』を予定しています。
 大きな砂山を作ったり、トンネルを掘ったり、裸足で水や砂の感触を味わったり・・・。大好きな砂 場遊びをいつもよりダイナミックに楽しみたいと思います!!

 ※遊んだ後は、シャワーを浴びて着替えをします。フェイスタオルと着替えの用意を持ってきてく ださい。
 ※天候により、内容が変更になる場合があります。
 ※わくわくの日は、通常のお預かりの中で行っています。参加希望の方は、わくわくにかかる  時間でご予約をお取りください。




2013年7月26日金曜日

水痘・おたふく・ロタワクチンの予診票ダウンロード、こちらから可能です!

日頃よりクリニックならびにみんなのおうちのご利用ありがとうございます。
当クリニックでは、「ワクチンで予防できる病気はワクチンで予防しよう」の考えのもと、ワクチン接種を推奨しております。

クリニックでは、現在任意接種の位置づけである水痘やおたふく、ロタウイルスなども接種をおすすめしております。その際、あらかじめ予診票をご記入いただいておりますと、クリニックにいらしてから接種完了までがよりスムーズになります。下記ワクチンをご予約され、当日まで予診票がお手元にない場合は、ダウンロードしていただきご記入のうえお持ちいただけますとありがたいです。


・水痘ワクチン(田辺三菱製薬ホームページより)  
http://di.mt-pharma.co.jp/file/prescribe/pdf/bsi_yoshin.pdf

・おたふくワクチン(武田薬品工業株式会社ホームページより) 
http://www.takedamed.com/content/medicine/vaccine/yoshin/100622mumps-vaccine.pdf

・ロタウイルスワクチン(ジャパンワクチン株式会社ホームページより)
http://lovesbaby.jp/medical/rotarix/tool/files/tool_sup_iryou_yoshin_jp.pdf

2013年7月25日木曜日

親御さんの受診・・・親御さんだけでもご予約いただけます。

日頃よりクリニックならびに「みんなのおうち」のご利用ありがとうございます。
最近はお子さんの受診とともに親御さんを拝見(診察)することも増えてまいりました。

手洗いなどの予防をしていても、どうしてもお子さんのお風邪をもらってしまい、同じような症状に悩まされることがありますね。また現在は下痢を中心とした胃腸炎やかぜも多くみられますね。

そのようなときは、お子さんの受診予約電話の際に併せてご予約ください。受診枠を確保し、お子さんと一緒に診察させていただきます。一緒にお風邪をひいてしまったのに、異なる病院に行かなくてはならないというのは大変ですから。

来院されてから、「私も・・・」とおっしゃっていただく場合もございます。空いているときはよいのですが、現在はご予約で大変混雑しております。一度お待ちいただかなくてはならないこともございますのでその際はご了承ください。

2013年7月24日水曜日

8月の診療スケジュール・夏期休診のお知らせです。

いつもクリニックならびにみんなのおうちのご利用ありがとうございます。
8月の開院スケジュールならびに夏期休診についてお知らせいたします。

8月 
  日  月  火  水  木   金  土
                                      
          6             10 
  11    12   13   14 15 16   17
  18    19    20  21 22   23   24
  25   26    27   28 29 30   31
 
     ・・・ 休診日
              ・・・ 夏期休診(「みんなのおうち」もお休みさせていただきます)
      
上記以外は、通常診療 08:30~19:00です。
*診療日の予約電話の受付終了時刻も19時となっております。ご注意ください。

2013年7月23日火曜日

予防接種のスケジュール

お子様がお生まれになってから毎日楽しく、そして慌ただしく1ヶ月2ヶ月と過ぎてしまうことと思います。
生後2ヶ月から接種できるヒブワクチン・小児用肺炎球菌ワクチンが定期接種になりましたので、区からお知らせ(予防接種票)が届き早い段階からお問い合わせをいただけるようなりました。
大切なお子様をワクチンで防げる病気(VPD)から守るためには、接種できる時期になったらできるだけベストのタイミングで忘れずに予防接種を受けることが重要と私たちは考えております。これらワクチンの定期接種化を私たちとしては大変喜ばしく思っております。

予防接種には定期接種と任意接種があり、任意接種の中には生後6週間から接種が可能で、接種できる期間が限られているロタウイルスワクチンもあるので早めにスケジュールをたてることが大事だと思います。
しかしながら日々の忙しい時間の中で、色々ある予防接種のスケジュールを考えるのはパパもママも苦労するのではないでしょうか。
上にお兄ちゃん・お姉ちゃんがいて予防接種をご経験済みのご家庭でも、ここ数年の予防接種の変化には閉口しているのではないかと思います。
定期接種のヒブワクチンや小児用肺炎球菌は生後2か月から接種ができます。任意接種のロタウイルスのワクチン(生ワクチン)やB型肝炎などスケジュールなどについても、わからないことがあればお気軽にご連絡ください。

私たちスタッフは少しでもパパ・ママのお力になれたらと思っています。

2013年7月22日月曜日

本日7/22より外壁工事が始まります。

日頃よりクリニックならびに「みんなのおうち」のご利用ありがとうございます。

本日7/22から8/10までの予定で、当ビルの外壁工事が始まります。騒音などみなさまにご迷惑をおかけいたしますが、どうぞご了承ください。

2013年7月21日日曜日

わくわくの日・「みんなのおうち」の夏祭りはもうすぐです!!

7月のわくわくの日・2回目は、7月23日(火)です。
まだ人数に余裕がありますので、どうぞご参加ください♪

☆7月23日(火)  10:00~11:00  『夏祭り』
  
     夏の楽しいイベントといえば、夏祭り!!
 去年はお面・的当て・ヨーヨーつりなどの遊びで盛り上がりました。今年も楽しい出店を準備して います。お楽しみに~!
 ※当日参加の際、甚平や浴衣をお持ちで着用をご希望の方は、スタッフにお声かけください。
 ※通常のお預かりの中で行っていますので、わくわくにかかる時間でご予約ください。

2013年7月20日土曜日

熱中症に注意!!

今年は関東地方も例年より早く梅雨明けとなりました

梅雨明けしたと同時に連日の猛暑。ニュースでは毎日熱中症で病院に運ばれた方の人数が報告されています梅雨明け間もないこの時期は、身体が暑さに慣れておらずより熱中症への注意が必要となります
成人にくらべこども達の体温調整は未熟で、より熱中症への注意が必要です室内でもクーラーや扇風機、窓を開け風通しをするなどその日の温度や湿度に合わせ環境調整をしましょう体調管理を十分にして暑さに負けずみんなで楽しい夏を過ごしましょう!

2013年7月19日金曜日

手足口病・・・この時期としては、この10年で最多とのこと。ご注意を!

手足口病は、初夏から初秋にかけて流行の見られる感染症で、乳幼児やこどもでよく見られます。
報道では、この時期としては、この10年で最多ということです。

症状としては、発熱、口の中の痛み、水疱を伴った発疹が特徴ですが、最初の症状は発熱のみということも多いです。発熱が始まってから1日か2日で口の中の痛みが出現します。口の中に小紅斑(こうはん)が出現し、水疱性発疹となり、しばしば小さな潰瘍となります。皮膚の発疹は、1日から2日で小紅斑から盛り上がり、水疱を伴うこともあります。発疹は、かゆくなく、通常手のひらや足の裏に出現しますが、昨今は肘や膝を中心にみられる場合もあり、水痘(水ぼうそう)と間違われる場合もあります。また発疹はおしりにも出現することがあります。口の中の潰瘍だけの場合や、皮膚の発疹だけの場合もあります。
 何種類かのウイルスが病原体となります。コクサッキーウイルス、あるいはエンテロウイルスという名前のウイルスです。なおこれらのウイルスは、種類によりヘルパンギーナの病原体ともなります。
 ウイルスに感染してから症状が出るまでの期間(潜伏期)は、通常3日~7日です。手足口病は重症化することは少なく、多くの場合7日から10日で治りますが、まれに髄膜炎を伴うことがあります。元気がない、頭痛・嘔吐を伴う、高熱が持続する、などの症状が見られた場合は、早目にご相談ください。

2013年7月17日水曜日

8月の診療スケジュール・夏期休診のお知らせです。

いつもクリニックならびにみんなのおうちのご利用ありがとうございます。
8月の開院スケジュールならびに夏期休診についてお知らせいたします。

8月 
  日  月  火  水  木   金  土
                                     
          6             10 
  11    12   13   14 15 16   17
  18    19    20  21 22   23   24
  25   26    27   28 29 30   31
 
     ・・・ 休診日
              ・・・ 夏期休診(「みんなのおうち」もお休みさせていただきます)
      
上記以外は、通常診療 08:30~19:00です。
*診療日の予約電話の受付終了時刻も19時となっております。ご注意ください。

2013年7月16日火曜日

診察や予防接種前のご準備。

梅雨明けから猛暑が続いております。また、時折みられる夕方の豪雨・落雷にも注意が必要ですね。無理せず雨宿りがよいかもしれません。

当クリニックでは、来院された際に別のお風邪をもらわないように、予約制の導入や患者さんの一方通行の動線利用などを行っております。

またスムーズな診察や予防接種を行うために、待合室では上着を脱いだり、ロンパースのボタンを外しておくなど診察前のご準備にご協力いただけましたらありがたいです。

詳しくは、ホームページの「受診の手順」にイラスト入りで載っておりますのでご参照ください。

2013年7月15日月曜日

こんなときどうするの? 《おもちゃの取り合い》

自我が芽生えてくる1歳児の後半から2歳の初めは、周りにあるものは全部自分の物、さっき使ったものは自分の物、友だちが使おうとしているものも自分の物と、例えていうならジャイアンのようになる時期です。お友だちとのトラブルの場面が見られるのもこの頃から増えて、そばで見ているお母さんたちも心配になってしまうのではないでしょうか。
そんな時期の関わりとしては、「自分の物を取られたくない」「自分の場所に入ってきて欲しくない」「自分の思い通りにいかないと嫌だ」という気持ちを大事にしてあげることも大切です。
「お友達の物を取ったらだめよ」「仲良く使おうね」と言うばかりでなく、「○○ちゃん(くん)の物だね」「大事なんだね」と思いを認められることで、「ちょっとならいいよー」という気持ち変わっていきます。
おもちゃで遊んでいるときの空間を守ってあげること、安心感が得られるように配慮してあげることも必要です。そういった安心感のある中で大人に遊び方を示されればゆったりと遊べるようになると思います。そして少しずつお友だちの行動にも目がいき、遊びや関わりに広がりが出てくるでしょう。

もちろん、『みんなのおうち』でもおもちゃの取り合いは日常茶飯事です!
スタッフは、子ども達がどこで、何をして遊んでいるのかを把握しながら関わりの様子を見守り、援助しています。「○○ちゃん(くん)も使いたいんだって」と相手の気持ちを伝えたり、「今、使っているから待っててね」「終わったら貸してね」と、状況とその子の気持ちを言葉にしてあげています。まだまだ相手の言い分や状況を理解できる年齢ではないので、ある程度話したら違う遊びに誘うなど関心をほかに向けさせるのも一つの方法です。
友だちとの関わり方で大切なことは、トラブルにどう対処するかではなく、まずは友だちとの楽しい遊びの場面をどれだけたくさん作ってあげられるかだと思っています。

2013年7月14日日曜日

週2回の朝食はメタボリスク上昇!こどもではどうだろうか?

朝食を食べたり食べなかったりする人は、毎日食べる人よりメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)になるリスクが女性で4倍以上、男性では2倍近く高くなる」という調査結果が出されたと報道されておりました。なかでも「週2日の朝食」という方がもっともそのリスクが高かったとのことです。もちろんさまざまな要素が関係していると思われますが、「朝食をしっかり摂らない(摂れない)」ということは、こどもの場合でも肥満症のリスクになってきます。
「テレビの視聴時間が長い(テレビゲームが長い)、運動不足」、「遅寝や夕飯の時間が遅い・夜食」といったことから、「朝の起床時間が遅い、おなかがすいていない」ということにもつながり、「朝食が摂れない・摂らない」、といった生活リズムの悪循環が関係しているのではないかと指摘されています。
今回は成人の調査結果ではありますが、こどもにも当てはまることなので、朝食のことに限らず生活リズム全体を見直すきっかけになればと思います。

2013年7月13日土曜日

こんなときどうするの? 《トイレトレーニング》

みんなのおうちでよく聞かれる子育てのお悩みやご質問について、子どもの成長発達の特徴を踏まえながらお話していきます。ご覧の方の何かの参考になればと思います!

今、みんなのおうちでお預かりしているお子さんの多くは1~3歳です。
2歳も近くなると、お母さん達の関心事として、トイレトレーニングについての質問がよく聞かれます。そこでみんなのおうちでは、トイレトレーニングを始める目安としていくつかのポイントをお話しています。

☆トレーニングを始める目安
 ・年齢は2歳前後
 ・トイレに行くこと、または便座に座ることを嫌がらないか
 ・おしっこが出たときや尿意を感じたときに、サインを出したり「ちっち」などの言葉で知らせるか
 ・排尿間隔が2時間程度空くようになっているか

トイレトレーニングに限ったことではありませんが、個人差のあることなのでこれらのポイントが全てではありません。子どもの気持ちや、その子その子のペースを尊重してトレーニングを進めることを心がけています。
成功したら大いに褒めてあげて、トイレでおしっこができたことを一緒に喜んであげましょう。反対に失敗したときは、決して叱らないことです。嫌がっているときは、思い切ってトレーニングをお休みするにもいいでしょう。子どもにとって、オムツを外すことが気持ちのいいことではなく、叱られることや怖いことになってしまっては本末転倒ですよね。
また、こちらの働きかけも大事です。
生活の節目(遊び始める前、食事の前・後、お昼寝の後、次のリズムに変わるとき)に、トイレやおまるに誘います。まずはトイレに行く習慣から、ですね。「おしっこしてから○○しようね」と言葉を添えたり、ゲーム感覚で楽しみながら誘うのもいいと思います。
ちなみに、みんなのおうちのトイレには・・・おまるに座ったくまの人形『トイレのくま様』がいます♪ また、トイレの壁には折り紙や絵本のイラストを飾って、子ども達が親しみやすい環境づくりもしています。

トイレトレーニングは、焦らず・楽しく・気持ちよく進めていきましょう!!

2013年7月12日金曜日

予防接種に来たときに、待合では風邪をもらわないようにするぞ!!

クリニックでは、予約時間を調整させていただき来院後に極力お待たせしない工夫をしております。また院内の動線(患者さんの移動する経路)を一方通行にすることと併せて行うことで、院内感染を予防し、プライバシーの保護を徹底できると考えております。

このところ手足口病に代表される“夏かぜ”の流行がみられておりますし、高熱や咳の長引く風邪も多くみられます。クリニックでは上のようなコンセプトで院内で感染をもらわないように工夫・徹底していきたいと思います。

また予防接種などの際に、非常にお時間に余裕をもっていらっしゃる患者さんもいらっしゃいます。ありがたいことではありますが、一般診察の患者さんを診療している時間帯まで早めて来院されますとお風邪などをもらいかねない、ということもあり得ます。なかなかお子さんとご一緒ですと予約時間通りに来院されるのは難しいとは思いますが、ご理解のほどどうぞよろしくお願いします。

「待ち時間少なく・動線を工夫」することで、院内感染をゼロにし、患者さんやご家族の「時間」の有効活用を実現すべく診療しております!

2013年7月11日木曜日

こんなときどうするの? 《絵本の読み聞かせ》

今回は、読み聞かせのポイントをお話します。
ポイントとその解説が、お子さんに絵本を読んであげる時のちょっとした参考になればと思います。

<読み聞かせのポイント>
①声の大きさ、速度、間を配慮する
②抑揚をつけて、心を込めて読む。なるべく役によって声色を変えない
③お話の途中で質問したりしない。子どもから自然に出た言葉には簡潔に答えてあげる
④子どもがページめくってしまったら、そのページを読んであげる

<解説>
①お話に合った声の大きさや速さは、子どもの想像する力になります。たとえば、ボールが転がる場面では、素早く読めば一気に転がる様子が伝わりますし、ゆっくり読めば平坦な場所で転がっている様子を想像するかもしれません。ページをめくるタイミングも、大切なお話の間です。初めて読む絵本では難しいかもしれませんが、何度か繰り返すうちに自分なりの(または、自分とお子さんとの)絶妙な間合いが取れるようになるのもおもしろいですよ。読み手の声の大きさや速度・間からも、絵本には描かれていないものを子ども達はたくさん感じているのですね。

②はじめのうちは役のイメージを意識して声色を変えていたのに、だんだん読み手が混乱してしまい最後は全部同じ声になってしまうことがよくあります。登場人物が二人までなら何とか読めても、四、五人になってくると難しいですね。そんな時は、声のトーンや速度・強弱に変化をつけたり、読み方に抑揚をつけるだけで十分。無理に演出しなくても、心を込めて読めば子ども達に伝わりますよ。

③読んでいる最中でも、子どもから自然に聞かれることについては、さり気なく答えてあげてもいいと思います。気を付けたいことは、聞かれてもいないのに読み手が質問攻めにすることです。せっかく楽しんでいるお話の流れを止めてまでもする必要はありません。年齢や内容によっては、絵の中から何かを探したり、クイズのように答えたりするものもありますから、その場合はそれに合った読み方で楽しみましょう。絵本から感じること、学べることはありますが、お勉強とはまた違います。
話の内容を理解しているかどうかにこだわらず、子ども達の心・感性を大切にしたいものですね。

④読んでいるページを、子どもに次々にめくられてしまうこともよくあります。「せっかく読んでたのに~」とがっかりしてしまいますよね。でも、子ども達にもちゃんと理由があるんです。何度も同じページを見るのは好きなページ、絵本に興味はなくて単純にめくるのが楽しいだけ、など。子どもの反応から、今読んでいる絵本がその子の年齢・月齢、興味や関心に合っているかがわかります。
子どもがめくったページにはきっと何かあるはず!と、何回でも読んであげてほしいなと思います。

その他に環境的なポイントとしては、読み手(絵本)の後ろに興味がいきそうな物はないか、人の話声や周囲の音が邪魔になっていないか、反射して絵本が見えにくくなっていないかなどをチェックするといいと思います。
絵本を通して、親子のコミュニケーションがますます広がっていきますように。
そして、絵本の好きな子がたくさん増えますように・・・☆

2013年7月10日水曜日

梅雨明け・・・真夏日が続いています。熱中症対策を!

梅雨明けとともに真夏日が続いております。クリニックにいらっしゃる患者さん、親御さんもベビーカーや抱っこひもに保冷剤を装着されるなど暑さ対策をされる姿が見られます。また夜間などは、お子さんの掛物やエアコンの調節がうまくいかず体調を崩される方もいらっしゃるようです。

熱中症での救急搬送が多かった、という報道もありました。熱中症の予防法について再掲いたします。熱中症は高温ばかりでなく、湿度の高い状況(多湿)も関係します。このためスポーツ活動や労働従事中に、室内や体育館でも発症してしまうわけです。

起こしてしまった場合の対応も大切ですが、起こさないように準備することも重要になります。

まず大切なのは、体調管理です。睡眠不足やかぜをひいているなど万全の体調でないときには起こしやすくなるからです。次に水分や塩分の補給を十分に行うことが重要です。あらかじめしっかり補充し、スポーツや遊んでいる最中にもこまめに補います。いわゆるスポーツドリンクでも良いですし、味噌汁やスープといったものも塩分やミネラルが含まれおり適しています。最近では、塩分を多めに含んだ飴(塩飴)も市販されており、事前の補充や休憩中の補給に適しているものもあります。

 また指導者や保護者の立場として、気温によってはスポーツ活動などを一時中断し休息をとらせるようにする勇気も必要だと思います。

 乳幼児のお出かけには、あらかじめミルクや母乳、お茶などを十分飲ませるようにします。服装は通気性のよいものにします。ベビーカーについては、タオルにくるんだ保冷剤や氷嚢を準備したり、熱がこもらないように通気にも気を遣いましょう。

 最後は、おうちに帰ってからの対応です。家に戻ると元気そうでほっとしてしまいます。しかし、日中に体中が暑くなってしまって体内にこもって上がってしまった体温(深部体温という)をしっかり冷ます目的で、帰宅したらぬるめのシャワーやお風呂(少し冷たいと思うくらい)でさっぱりしつつ、体温をしっかり下げることはとっても効果的です。

2013年7月9日火曜日

こんなときどうするの? 《絵本の選び方》

今月のすくすくの日(7/30)・「おやこで遊ぼう」では、おはなし会を予定しています。絵本の選び方のポイントをお話したり、読み聞かせをします。そこで、昨年末にブログに掲載した“絵本のすすめ”を再掲したいと思います!
すくすくの日に参加希望の方は、お電話にてご予約くださいね♪

『絵本は心の栄養』とよく言われていますが、心や知性の発達に絵本はとても役立ちます。
本は、言葉や知識を与えてくれ世界を広げ、想像力や情緒を豊かなものにしてくれます。
だからこそ、子ども達にはいい絵本にたくさん出会ってほしいと思っています。
みんなのおうちの本棚にも、絵本がたくさん並んでいます。子ども達はスタッフの読み聞かせも、自分で見るのも大好き。気に入っている絵本は、何度も何度も見て同じところでびっくりしたり、笑ったりしています。 成長を感じる場面にたくさん出会うのも、絵本のいいところですね。
では、“いい絵本”とはどういう絵本なのでしょうか? 絵本選びの参考までにどうぞ!
~絵本の選び方のポイント~
①年齢や興味に合ったもの
②読み手が気に入っているもの
③ロングセラーで愛されているもの

赤ちゃんや乳児の時期は、手触りのいいものや音が出るなどのしかけ絵本もおすすめです。お子さんの興味が少しずつはっきりしてきたら、それに合う絵本は喜んで手に取るでしょう。
またお母さんが好きな絵本・お話なら、心がこもって楽しさもよく伝わると思います。代々読み継がれていく絵本があるのもいいですね。
そして、迷ったときは長年愛されているロングセラーの絵本をおすすめします。長く親しまれているのには必ず理由があります。その理由は、絵本を開いた瞬間や読んでいる間の子どもの反応からわかるかもしれません。
この他にもいくつかポイントはありますが、一番大事なことは、絵本を通してお子さんとのコミュニケーションを楽しむことだと思います。ぜひ、絵本の世界をお子さんと一緒に楽しんでみてくださいね。

2013年7月8日月曜日

こんなときどうするの? 《登園時など、保護者と離れる特に大泣きする》

親御さんから離れる時に、泣いてしがみついて離れられない!!
泣いている姿が気になってつらい!!
これは、保育園や幼稚園に通っているお子さんがいる方だったら、一度は経験されていることではないでしょうか。『みんなのおうち』でも、よく見られる光景です。
別れるときに泣いていても、姿が見えなくなるとけろっと遊び始めるのであれば、何の心配もありません。

とはいえ、これが毎朝や毎回のこととなると、保護者の方の不安になったりかわいそうになってしまいますよね。何かいい方法はありませんか?と、ご質問をいただくこともしばしばあります。
よくお話しすることは、親の不安は子に伝わる、ということです。
大丈夫かな、心配だな、置いて行ってしまって悪いな・・・。
このような気持ちはちょっと胸にしまって、
「ここは楽しいところだよ」「お友だちといっぱい遊んでね」
と、まずは保護者の方が明るい気持ちで送り出してほしいなと思います。

すぐに泣かなくなるのは難しいかもしれませんが、例えばバイバイするときに「いってきます」としっかり目を見て言ったり、必ずお迎えに来ることなど言葉を掛けてあげると安心につながります。その時の一番のポイントは、不安感のない笑顔であること!!
また、握手をする・ぎゅっと一回抱きしめてあげる。お手々をパチーンと合わせるのもいいですね。それらが別れるときの習慣になれば、気持ちの切り替えの儀式となって泣かずに離れられるようになるかもしれません。

2013年7月7日日曜日

手足口病・・・流行っています。ご注意を!

 手足口病は、初夏から初秋にかけて流行の見られる感染症で、乳幼児やこどもでよく見られます。発熱、口の中の痛み、水疱を伴った発疹が特徴ですが、最初の症状は発熱のみということも多いです。発熱が始まってから1日か2日で口の中の痛みが出現します。口の中に小紅斑(こうはん)が出現し、水疱性発疹となり、しばしば小さな潰瘍となります。皮膚の発疹は、1日から2日で小紅斑から盛り上がり、水疱を伴うこともあります。発疹は、かゆくなく、通常手のひらや足の裏に出現しますが、昨今は肘や膝を中心にみられる場合もあり、水痘(水ぼうそう)と間違われる場合もあります。また発疹はおしりにも出現することがあります。口の中の潰瘍だけの場合や、皮膚の発疹だけの場合もあります。
 何種類かのウイルスが病原体となります。コクサッキーウイルス、あるいはエンテロウイルスという名前のウイルスです。なおこれらのウイルスは、種類によりヘルパンギーナの病原体ともなります。
 ウイルスに感染してから症状が出るまでの期間(潜伏期)は、通常3日~7日です。手足口病は重症化することは少なく、多くの場合7日から10日で治りますが、まれに髄膜炎を伴うことがあります。元気がない、頭痛・嘔吐を伴う、高熱が持続する、などの症状が見られた場合は、早目にご相談ください。

*今回のお話は、横浜市衛生研究所のホームページを参考にさせていただきました。
http://www.city.yokohama.lg.jp/kenko/eiken/idsc/disease/handfoot2.html

2013年7月6日土曜日

7月の診療スケジュールです。

いつもクリニックならびにみんなのおうちのご利用ありがとうございます。
7月の開院スケジュールについてお知らせいたします。

7月 
  日  月  火  水   木   金  土
       1          4       6  
     7          10  11   12   13 
  14   15 16   17   18   19   20
  21   22   23   24   25   26   27 
  28   29 30   31
 
     ・・・ 休診日
           
上記以外は、通常診療 08:30~19:00です。
*診療日の予約電話の受付終了時刻も19時となっております。ご注意ください。

2013年7月5日金曜日

【重要なお知らせ】みんなのおうち ★11ヶ月からお預かりします!!★

日頃より「みんなのおうち」のご利用ありがとうございます。

「おうち」に遊びに来ている元気いっぱいの子ども達。お散歩に行ったり、お部屋でままごとやお絵かきをしたり、お友達やスタッフと毎日楽しく過ごしています。
すくすくの日やわくわくの日も増えて、これからますます楽しくなる予感がします♪
午前中は、クリニックで予防接種を受けた子ども達も遊びに来てくれているので、とてもにぎやかです。かわいい赤ちゃん達にすっかり癒されています~。お母さん同士の交流の時間にもなっているようで、いろいろな情報交換もされています。
子ども達はもちろん、遊びに来てくれるみなさんが笑顔になれる場所になれたらと思います。

さて、みんなのおうちでは開院当初より満1歳からのお子様をお預かりしておりましたが、今月より預かりの年齢を11か月からに変更しましたことをお知らせいたします!

             満1歳 →→→ 生後11ヶ月から

ご利用を希望の方は、事前に面談をさせていただきますので、受付にてご予約をお取り下さい。


「みんなのおうち」でお会いできることを、スタッフ一同楽しみにしています。

2013年7月4日木曜日

降水量は少ないまま・・・暑くなってきそうです。正しい熱中症の予防法。

梅雨入りしたものの雨の少ない状況が続いておりますね。晴れ間が出た日などは夏を思わせる暑さに閉口してしまいます。しかし、朝晩は冷えたりする日もあり、体調を崩されるお子さん親御さんが多いようです。手洗いうがいなどできるところから予防を行いましょう。

熱中症での救急搬送が多かった、という報道もありました。熱中症の予防法について再掲いたします。熱中症は高温ばかりでなく、湿度の高い状況(多湿)も関係します。このためスポーツ活動や労働従事中に、室内や体育館でも発症してしまうわけです。

 起こしてしまった場合の対応も大切ですが、起こさないように準備することも重要になります。

 まず大切なのは、体調管理です。睡眠不足やかぜをひいているなど万全の体調でないときには起こしやすくなるからです。次に水分や塩分の補給を十分に行うことが重要です。あらかじめしっかり補充し、スポーツや遊んでいる最中にもこまめに補います。いわゆるスポーツドリンクでも良いですし、味噌汁やスープといったものも塩分やミネラルが含まれおり適しています。最近では、塩分を多めに含んだ飴(塩飴)も市販されており、事前の補充や休憩中の補給に適しているものもあります。

 また指導者や保護者の立場として、気温によってはスポーツ活動などを一時中断し休息をとらせるようにする勇気も必要だと思います。

 それから屋外の活動においては、帽子を着用し、日焼け止めもしっかり使うようにします。使用により皮膚の保護ばかりでなく、体力の消耗をおさえることができます。

 乳幼児のお出かけには、あらかじめミルクや母乳、お茶などを十分飲ませるようにします。服装は通気性のよいものにします。ベビーカーについては、タオルにくるんだ保冷剤や氷嚢を準備したり、熱がこもらないように通気にも気を遣いましょう。

 最後は、おうちに帰ってからの対応です。家に戻ると元気そうでほっとしてしまいます。しかし、日中に体中が暑くなってしまって体内にこもって上がってしまった体温(深部体温という)をしっかり冷ます目的で、帰宅したらぬるめのシャワーやお風呂(少し冷たいと思うくらい)でさっぱりしつつ、体温をしっかり下げることはとっても効果的です。

2013年7月3日水曜日

【重要なお知らせ】みんなのおうち ★水曜日のお預かりがスタートしています★ 

日頃より、みんなのおうちのご利用ありがとうございます。
重要なお知らせです!!
クリニック開院当初より、ご要望の多かった水曜日のお預かりですが、

  ついに6月12日よりスタートいたしました。

水曜日のお預かりも、月~金と同じ時間帯で可能となります。

ご利用のみなさまには、日頃より『みんなのおうち』の運営にご理解ご協力いただき、院長はじめスタッフ一同感謝しています。
今後も、子ども達が心身ともに健康に成長していくためにの子ども達の“安全基地”として、地域の方に安心して利用していただける施設づくり、環境づくりに努めていきます。
よろしくお願い致します!!

2013年7月2日火曜日

わくわくの日・7月の予定

わくわくの日が月2回になりました!!
子ども達のわくわく・ドキドキする気持ちと、笑顔をたくさん引き出して上げられるよう、楽しい計画を考えています。みんな遊びにきてね♪


☆7月2日(火) 10:00~11:00  『たなばた』
  
  7月7日は七夕の日。
  この日は、折り紙や画用紙を使って七夕飾りを製作します!  
  短冊を用意しているので、「みんなのおうち」に遊びに来たときにはぜひ願い事を書いて飾っ てくださいね。
  会の最後は織姫と彦星に変身して、みんなで七夕の歌を歌います♪


☆7月23日(火)  10:00~11:00  『夏祭り』
  
     夏の楽しいイベントといえば、夏祭り!!
 去年はお面・的当て・ヨーヨーつりなどの遊びで盛り上がりました。今年も楽しい出店を準備して います。お楽しみに~!
 ※当日参加の際、甚平や浴衣をお持ちで着用をご希望の方は、スタッフにお声かけください
 

2013年7月1日月曜日

こんなときどうするの? 《歯みがきはいつから・どうやって始めるの?》

「歯みがきは、いつから始めたらいいですか?」
これは、小さなかわいい歯が生え始める頃によく受ける質問です。
“小児科と小児歯科の保健検討委員会”では、
「口腔内を清潔にし、むし歯予防のために行う歯みがきは子どもにとって大切な生活習慣の一つである。そこで、幼児期後半までに睡眠・運動・食事の生活リズムを身につけるのと同じように、規則正しい食生活に基づく歯みがきの習慣づけが大切である。」
と、提唱しています。その中に発育段階別にみた歯みがきの考え方がまとめられています。
乳児期前半は歯みがきの準備期間として、口の周りを優しく丁寧に拭いてあげる、
乳児期後半は歯みがきの導入として、生歯が見られたら歯みがきを始めましょう!とあります。その際に気を付けることとしては、いきなり歯ブラシを使うのではなく、ガーゼみがきから徐々にブラシに移行することです。赤ちゃん用の歯ブラシも販売していますが、ガーゼみがきにも慣れてから使用しないと、口を開けることも嫌がってしまい歯みがき嫌いになってしまうこともあるようです。
その他、磨き方のアドバイス、歯ブラシの選び方や歯みがき粉の使い方などもまとめられているので、興味のある方はHPでご覧になってみてはいかかでしょうか。

歯みがきの習慣づけも大切ですが、もう一つ忘れてはいけないことがありますね。
それはまず、「むし歯にならないようにすること」です!!
①甘い物を控える、②ジュースや乳酸菌飲料を哺乳瓶やマグでだらだら飲ませない、③お菓子をだらだら食べさせないことが大切です。
そうは言っても・・ぐずってしまって、どうしようもないときのお助けアイテムとしてジュースやお菓子が登場することもありますよね。気を付けたいのは、これが当たり前にならないようにすること。食後に歯みがきができない場合は、お水やお茶を飲んで口の中を清潔にするといいですよ。そして、夜はしっかり歯みがきしてあげましょう。
歯みがきとむし歯予防は、どちらも必要なことです。無理なく習慣づけていけるように心がけていきましょう!!