2013年7月30日火曜日

事故予防のお話②溺水について。

事故予防のお話、今回は溺水についてです。

厚生労働省が出している統計(平成21年度)では、不慮の事故の中では溺水(溺死)の占める割合は、1~19歳のどの年齢層でも交通事故についで2番目に多いという結果です。

発生場所としては、0・1歳は浴槽内が多く、1歳になると浴槽・自然水域内への転落が発生しています。3・4歳では自然水域内が多いという結果です。

浴槽での溺水について、その起こりやすい状況として、
・こどもが浴室に入りやすい構造・環境になっている
・浴槽の縁の高さが50センチ以下
・浴槽に水がたまっている(こどもの鼻と口を覆うだけの水深、すなわち10センチでも十分である)
といったことが挙げられます。

予防対策としては、
・できるだけ残り湯をしない
・浴室に入れないように鍵をかける
・こどもだけでお風呂に入れたり、遊ばせたりしない
・短い時間であっても、浴槽にこどもを1人にしない
・桶(おけ)などにも水を張らない
・海や川などで遊ぶときにはライフジャケットを着用する
といったことが挙げられます。

この季節、海や川といった水辺で遊ぶことが増えます。ライフジャケットの着用とともに、岩場などでは、靴や手袋を着用することも忘れないようにしましょう。