2012年10月31日水曜日

10月のおうち日記②


②では、心あたたまるエピソードをご紹介します。

今月初めて体験利用してくれたSちゃん。「ママの方がドキドキします~」と言っていたママ。始めこそ泣きましたが、おうちの雰囲気にも慣れ、お友だちとおもちゃで遊んだり生活をしているうちにすっかりご機嫌になっていました。ママがお迎えにきた時も、まだ帰りたくな~いとばかりに遊んでいたSちゃんでした。おうちを気に入ってくれてよかった~!
それから数日後、Sちゃんは予防接種のためにクリニックに来院されました。そして、接種後におうちで遊ぶ間中、ママの側でなくスタッフの側から離れずずっとにこにこしていたのです。その様子を見ていたママの目には光るものが☆ いつの間にか成長しているわが子を見て、感動しました!と本当に嬉しそうにおっしゃっていたのが印象的でした。
子ども達は、日々成長しています。体だけじゃなく、心も成長しています。
そしてそれは、子どもの姿に目を向け、しっかりと受け止めてくれる親御さんがいるからこそです。
1歳になったらみんなのおうちを利用しよう!と思って楽しみに待ってくださっていた方、初めて家族以外の人にまた場所に預けるという方のご利用が、どんどん増えていてとても嬉しく思っています。
子ども達の体と心の成長を、これからもスタッフ一同愛情いっぱいサポートさせていただきます。




※みんなのおうちからのおねがい
クリニックでの予防接種の後にみんなのおうちに遊びに来る方にいくつかのお願いをしています。
・お部屋に入ったら必ず手洗いをしましょう。もちろん風邪予防のためでもありますが、みんなのおもちゃを、みんなが気持ちよく使うためです。お付き添いの大人の方もお願いします。
・お昼の時間帯は、お預かりのお子さんがお弁当を食べたり、お昼寝をしています。お部屋の中では静かに遊びましょう。
・遊んだ後は、おもちゃをお片付けしましょう。がんばった賞でもらった自分のおもちゃは忘れずにね!
いつもご協力ありがとうございます。これからもよろしくお願いします♪

2012年10月30日火曜日

10月のおうち日記①


すっかり日が落ちるのが早くなり、朝夕だけでなく日中も寒さを感じる季節になりましたね。気温が下がって、お風邪のお友達も増えてきていますが、まずは手洗い・うがいで予防しましょう!
みんなのおうちに来る子ども達も、公園や児童館で元気に遊んで帰ってきたらやっていますよ。
どんぐりや落ち葉拾いができて、お散歩が楽しくなる季節です。深まる秋を感じながら、子どもも大人も元気に過ごしたいですね♪
それでは、10月のおうち日記です!!


☆すくすく 10.20
今回は参加希望の方がいなかったため、お休みさせていただきました。
来月は11月17日(土)です。元気な赤ちゃん達の参加をお待ちしています!


☆わくわく 10.30
この日はハロウィンにちなんで、みんなでかぼちゃとさつまいもで茶巾作りをしました。
野菜をお水で洗い、かぼちゃは種とわたをスプーンで取ったりスタッフと一緒に包丁で切ったりと、予想以上にクッキングを楽しめていました・・・女の子達は(笑)。 男の子はというとプラレールやミニカーに気がいって、野菜を見ても触らない子もいました。それでも、何をやっているのかは気になる様でチラチラ。ほかほかのかぼちゃとおいもをつぶすところは、ほとんどの子が体験できました。
仕上げは、かぼちゃの皮で作った、ギザギザの口と目をつけて完成~!
作った茶巾は、お弁当の時間にみんなでいただきました。あまり食べないかも、とママから聞いていた子もぺろっと食べていましたよ。ちびっこコックさん達、おつかれさまでした!!
ハロウィンの仮装で、Mちゃんはティンカーベルの衣装で来てくれてとってもかわいかったです♪ 



※みんなのおうちからのおねがい
クリニックでの予防接種の後にみんなのおうちに遊びに来る方にいくつかのお願いをしています。
・お部屋に入ったら必ず手洗いをしましょう。もちろん風邪予防のためでもありますが、みんなのおもちゃを、みんなが気持ちよく使うためです。お付き添いの大人の方もお願いします。
・お昼の時間帯は、お預かりのお子さんがお弁当を食べたり、お昼寝をしています。お部屋の中では静かに遊びましょう。
・遊んだ後は、おもちゃをお片付けしましょう。がんばった賞でもらった自分のおもちゃは忘れずにね!
いつもご協力ありがとうございます。これからもよろしくお願いします♪

2012年10月29日月曜日

親御さんの受診。一緒にご予約ください。

朝晩はめっきり涼しく、昨日は冷たい雨で風邪も引きやすい状況です。私も風邪気味で土曜の夜はビタミンドリンクを飲んで早めに床につきました。。。いつも以上に手洗い・うがいをがんばっていきましょう!(自戒もこめて)

最近はお子さんの受診とともに親御さんを拝見(診察)することも増えてまいりました。

手洗いなどの予防をしていても、どうしてもお子さんのお風邪をもらってしまい、同じような症状に悩まされることがありますね。
そのようなときは、お子さんの受診予約電話の際に併せてご予約ください。受診枠を確保し、お子さんと一緒に診察させていただきます。一緒にお風邪をひいてしまったのに、異なる病院に行かなくてはならないというのは大変ですから。

来院されてから、「私も・・・」とおっしゃっていただく場合もございます。空いているときはよいのですが、予約で混雑しております場合ですと一度お待ちいただかなくてはならないこともございますのでその際はご了承ください。

2012年10月28日日曜日

予防接種・健診のご予約ご相談の電話受付時間について。


9月に入り定期接種として不活化ポリオワクチンが、10月からインフルエンザワクチンの接種が開始されております。
現在、11時台と15時台を中心に予防接種・健診をご案内しておりますが、その時間帯は非常に混雑している状態です。

つきましては、予防接種・健診のご予約・ご相談の電話は、

11:00~12:30 および 15:00~16:30 以外のお時間にお電話いただけますようお願いします。

ご利用のみなさまには大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解ご協力のほどお願い申し上げます。

2012年10月27日土曜日

三種混合ワクチン+不活化ポリオ⇒四種混合ワクチン接種が開始されます。

さる9月初めから不活化ポリオワクチンが定期接種として開始されましたが、来月初め(11月1日)からは、これまでの三種混合ワクチン(DPTワクチン)に不活化ポリオワクチンが加えられた四種混合ワクチンが開始されます。
このワクチンも定期接種であり、接種を受ける方の費用負担はありません。

接種開始月齢や接種間隔などは、三種混合ワクチンと同様です。生後3か月から接種開始となるので、今年の8月生まれのお子さんからが対象になります。
対象のご家庭には、10月下旬に区から接種票が届きますのでご確認ください。

当クリニックでも接種できますので、ご予約・ご相談いただければと思います。

2012年10月26日金曜日

第9回小児領域勉強会~救急蘇生講習会を行います~


第9回の小児領域勉強会では、大切ないのちを守るために「呼吸が止まっている!」「事故にあって脈がない!」などの緊急時対応として救急蘇生の講習会を開催します。

大切な「いのち」を救えるか否かは、救急車の対応の早さよりも、秒でも早いそばにいる人の「正しい対応」にかかっています。しかし実際は頭で分かっていても、正しくからだは動いてくれません。

当クリニックのスタッフと共に実際の場面をイメージして、練習してみましょう!


日 時  平成24年11月18日 日曜日 午前10時~11時

    
場 所  目黒通りこどもクリニック・みんなのおうち
参加費  無 料  
定 員  15名(先着順)   ※11月13日(火)20時まで受付致します。

連絡先  03-6303-1091(代表) 
 当日は、動きやすい服装でご来場ください。

*お子様のお預かりは、受講ご希望の方が増加してきており、 安全面を配慮し若干名とさせていただきます。ご了承ください。

2012年10月25日木曜日

喘息シーズンまっさかり!

秋本番、朝晩は肌寒い日が続いています。
いわゆる喘息シーズンというものがあります。季節の変わり目や台風、梅雨時期がそれで、つまり今です。もともとぜいぜいしやすいといれているお子さんは、朝方や夜中に咳がでたりすることが増えてきます。また秋の運動会!ということでがんばってつかれてしまったり、校庭の砂ぼこりを吸い込んだりすると発作を起こすこともあります。

シングレア、キプレス、オノンなどの飲み薬やフルタイドなどの吸入薬を処方されているお子さんは、普段は飲み忘れてしまうこともあるかもしれませんが、ぜひ今の時期はしっかり毎日薬を使って予防をしてください。

万が一大きい病院に入院することがあったら、アレルギー外来では退院してからの喘息のお薬の調整もしていますのでご相談ください。

2012年10月24日水曜日

RSウイルス感染の重症化にタバコの煙(受動喫煙)が悪影響します!

RSウイルスによる呼吸器感染の悪化にタバコ曝露が影響しているという、海外からの研究発表がありました。
5歳未満の乳幼児を対象とした研究で、タバコ曝露(受動喫煙)がRSウイルスによる呼吸器感染を悪化させるリスクファクターのひとつであるという結論です。

今シーズンは、RSウイルス感染が過去最多という国内の状況ですが、乳幼児では悪化し気管支炎や肺炎などで入院に至ることもあります。今回の研究などから、周囲のひと(主に家族)の喫煙がRSウイルス感染について、より状態を悪化させるということが示されたわけです。
ちなみに、気管支喘息についても受動喫煙は悪化因子として証明されています。

特にRSウイルス感染が悪化する可能性がある乳幼児をお持ちの親御さん、御親戚のみなさん、ぜひ禁煙しましょう!

2012年10月23日火曜日

夜の咳


クリニックには、「夜になると咳がひどくて起きてしまいます」や「寝入りばなや朝方の咳が多くて・・・」といらっしゃるお子さんが見受けられます(ちなみに我が家の息子も夜の咳こみが多く、夜起きてしまうほどの状態が数日続いています・・・)。
この夜に多い咳、どんなことが考えられ、どんな対処がよいのでしょうか。

もともと夜には自律神経の作用で昼間の活動時よりも空気の通り道(気道)がせまくなりやすい、ということが背景にあるようです。頻度として多く見受けられる病態について紹介します。
かぜや気管支炎、肺炎などの呼吸器感染があると分泌物(痰や鼻汁)を排出するために咳が起こりますが、より夜や朝方に咳が増加することがあります。また、熱は下がったけれど夜・朝方の咳が続くというように感染の回復期にも夜の咳がみられ、長引くということがあります。

そして気管支ぜんそくがあったり、ハウスダストやダニ、かびなどにアレルギーがある場合にも、夜就寝する際に、咳(やぜーぜー)が増えるということがみられます。

対処法としましては、お部屋の加湿を行うことが挙げられます。また、少し上体を拳上するということや横向きに寝かせることも有効な場合があります(ただし乳幼児では、ゴロンとベッドなどから落ちないようにご注意ください)。咳で起きてきてしまうようなら水分をとらせましょう。
咳き込んで嘔吐してしまう場合は、痰がいっしょに切れて呼吸は楽になる場合が多いです。子どもは吐くと「悪いことをしてしまった・・・」と思いがちですから「痰がきれて(呼吸が)楽になって良かったね」と安心させてあげましょう。

かかりつけや病院の先生から処方いただく薬もあわせて使用し、よりよい睡眠がとれるようにサポートしてあげましょう。

2012年10月22日月曜日

ロタウイルスワクチンには2種類あります。


日頃よりクリニックならびにみんなのおうちのご利用ありがとうございます。

本邦では昨年11月末から開始されたロタウイルスワクチンですが、今年の7月下旬から、ふたつめのワクチンが接種開始されます。
ふたつのワクチンについて、どちらにしたらよいか?というご質問が多く寄せられておりますので、おおまかな違いを書きたいと思います。

まず一番重要な点ですが、効果については両者に差異はなく、90%前後の予防効果があるということです。また両者とも内服するタイプのワクチンです。

異なる点としては、
・昨年11月に開始された方:Aワクチンは、2回の接種を生後24週までに完了するというものです。
・今年7月に開始された方:Bワクチンは、3回の接種を生後32週までに完了するというものです。

接種費用は病院やクリニックごとに異なりますが、当クリニックでは、Aの2回とBの3回で概ね同じくらいの費用としております。

上記を踏まえ、どちらを接種するか決めていただくわけですが、お子さんの接種開始月齢や他のワクチンスケジュールとの兼ね合いもありますので、2つのワクチンの差異をご理解のうえ接種スケジュールについてご相談いただければと思います。

もちろん、ロタウイルス腸炎にかぎらず感染性の胃腸炎の予防としては、便やおむつの扱いに注意し、一処置一手洗いを徹底していくことが大切です。

2012年10月21日日曜日

診察や予防接種前の準備。

いつもクリニックのご利用ありがとうございます。

朝晩が冷え込むようになり、お風邪のお子さん(親御さんも)が増えてきております。手洗い・うがいを励行して予防に努めましょう。

それでもお風邪はひいてしまうもの。徐々にクリニックも混み合い始めております。
当クリニックでは、来院された際に別のお風邪をもらわないように、予約制の導入や患者さんの一方通行の動線利用などを行っております。

またスムーズな診察や予防接種を行うために、待合室では上着を脱いだり、ロンパースのボタンを外しておくなど診察前のご準備にご協力いただけましたらありがたいです。

詳しくは、ホームページの「受診の手順」にイラスト入りで載っておりますのでご参照ください。

2012年10月20日土曜日

みんなのおうちだよりから。


今年の7月から月に1回発行しております「みんなのおうちだより」から少しご紹介をします。おともだちのコーナーでは、みんなのおうちにいらっしゃるお子さんたちの様子やエピソードを紹介しています。今月号はこんなお話を。

「Aくんが持っていた積み木をBちゃんがとってしまい、おもちゃをとり合う・・・みんなのおうちでもよくある出来事です。このおもちゃのとり合いといったけんかは子どもの自我が出てくる1歳半から2歳児の間で多く、社会性の成長にとって大事な経験です。なぜならけんかを通して相手にも気持があることを身をもって気づけるからです。そして、けんかを重ねるうちに、自分の気持ちを主張しつつ、相手の気持ちとの折り合いをつけることができるようになっていきます。ですから「仲良くしようね」とけんかを止めるだけでなく、子どもが上手には表現できない「いやだったね」「これで遊びたいね」といった気持ちを言葉にかえる手伝いをしています。もちろんものを投げたり、たたいたりすることはいけないことと教えますが、自分の心も相手の心も大事にできるコミュニケーションの力を伸ばしていきたいと思っています。」

これからもみんなのおうちでの、楽しく、ほっこり笑顔になる様子をときどきご紹介させていただきます。

2012年10月19日金曜日

予防接種・健診のご予約ご相談の電話受付時間について。

9月に入り定期接種として不活化ポリオワクチンが、10月からインフルエンザワクチンの接種が開始されております。
現在、11時台と15時台を中心に予防接種・健診をご案内しておりますが、その時間帯は非常に混雑している状態です。

つきましては、予防接種・健診のご予約・ご相談の電話は、

11:00~12:30 および 15:00~16:30 以外のお時間にお電話いただけますようお願いします。

ご利用のみなさまには大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解ご協力のほどお願い申し上げます。

2012年10月18日木曜日

第9回小児領域勉強会~救急蘇生講習会を行います~

第9回の小児領域勉強会では、大切ないのちを守るために「呼吸が止まっている!」「事故にあって脈がない!」などの緊急時対応として救急蘇生の講習会を開催します。

大切な「いのち」を救えるか否かは、救急車の対応の早さよりも、秒でも早いそばにいる人の「正しい対応」にかかっています。しかし実際は頭で分かっていても、正しくからだは動いてくれません。

当クリニックのスタッフと共に実際の場面をイメージして、練習してみましょう!


日 時 平成24年11月18日 日曜日 午前10時~11時

    
場 所 目黒通りこどもクリニック・みんなのおうち
参加費 無 料  
定 員 15名(先着順)   ※11月13日(火)20時まで受付致します。

連絡先 03-6303-1091(代表)
当日は、動きやすい服装でご来場ください。

*お子様のお預かりは、受講ご希望の方が増加してきており、 安全面を配慮し若干名とさせていただきます。ご了承ください。

2012年10月17日水曜日

お詫び

昨日ある方から、クリニックに対しご指摘をいただきました。
この場を借りてお詫びを申し上げたいと思います。

この度は大変不快な思いをさせてしまい、こころよりお詫び申し上げます。
おかげさまで多くの方々にご支援を賜り、あわただしくなって参りましたが、忙しさに言い訳するのではなく、スタッフ一同改めて気を引き締めて子どもたちがにこにこと元気に帰って行ける空間作りを目指して参ります。今後とも引き続きご指導のほどよろしくお願い申し上げます。

クリニックの理念のとおり、「こどもに学びこどもを守る」ことは、クリニックだけでは実現できません。多くの方に温かく見守っていただき、ご指導をいただけることで、いらっしゃる皆様と共に子どもたちの未来を支えていけるのだなと、改めて確認させていただきました。
今後ともみなさまの温かいご助言やご指導をいただければと存じます。

2012年10月16日火曜日

赤ちゃんの口の中の白いできもの~上皮真珠~

赤ちゃんの口の中に白いできものがあると質問を受ける時があります。
歯ぐき(歯肉)にあったり、うわあご(硬口蓋:こうこうがい)にあったりします。
生まれつきみられ、徐々に増えたりすることもあるようです。
直径は歯肉にあるもので、2mm前後、硬口蓋ですと1mm前後が多いでしょうか。白く透き通って見えたり、複数個みとめるときもあります。

拝見しないとなんとも言えませんが、「上皮真珠:じょうひしんじゅ」というものの可能性が高いです。
特に治療などの必要はなく、乳歯が萌出(ほうしゅつ)するころに自然に消失することが多いと教科書にはあります。

それでないこともありますので、健診や受診の際に医師に確認しましょう。

2012年10月15日月曜日

嘔吐下痢症・・・急性期の対処


嘔吐や下痢を伴う腸炎がみられてはじめています。ウイルス性の胃腸炎であることが多く、冬から春にかけて有名なところではロタウイルスやノロウイルスといったものが挙げられますが、夏風邪のウイルスでもおなかの症状としてみられます。

かからないことが重要ですが、保育園や幼稚園、兄弟姉妹では、なかなか防ぐことが難しい場合があります。やはり、手洗い・うがいが重要になります。また、おむつなどの処理を行う場合には “一処置・一手洗い” という考えで、できるかぎりの予防をしましょう。

運悪く、かかってしまった場合には、まず “お腹を休める” ことが大切です。ポイントをいくつか挙げましたので参考になさってください。

・嘔吐から次の経口摂取までは2-3時間あけられたらよいでしょう。
・少量の水分からこまめに与えるようにします(状況によっては、スポイトやスプーン1杯程度から開始します)。水分は経口補水液が良いですが、イオン飲料やりんごジュース、水やお茶、スープや味噌汁、お吸い物などもよいでしょう。水やお茶だけになってしまうと糖分や塩分が不足してしまうので注意が必要です。
・嘔吐がなければ、一回量を増量して与えます。その後、固形物(ヨーグルトやおかゆ、パン粥、煮込みうどんなど)にと段階をあげていきます。
・段階をあげて嘔吐がみられる場合には、一段階さげて様子をみます。最低でも水分・糖分がとれていれば、自宅(外来)で様子観察できることが多いですが、経過によっては点滴や入院が必要になることもあります。

最後に・・・親御さんももらってしまう(かかってしまう)ことがあります!手洗い・うがいを励行しましょう!

2012年10月14日日曜日

診察前や予防接種前後の飲食はご遠慮ください。

日頃からクリニックのご利用ありがとうございます。

診察やワクチン接種に際し、その前後で飲食(授乳を含め)をされる方が見受けられますが、
診察の際には、のどの奥を見たり、おなかを触診したり(さわったり)します。そのため、直前に飲食をしていると嘔吐が誘発されてしまうことがあります。

またワクチン接種後には、急な副反応が起こらないか観察しているため、その際の飲食も嘔吐やアレルギー症状の出現の可能性があり、ワクチンのためなのか、飲食物のためなのか判断しづらい状況にもなります。

上のような理由から、診察やワクチン接種前後の飲食は御控えいただくようお願いします。


2012年10月13日土曜日

予防接種・健診のご予約ご相談の電話受付時間について。

9月に入り定期接種として不活化ポリオワクチンが、10月からインフルエンザワクチンの接種が開始されております。
現在、11時台と15時台を中心に予防接種・健診をご案内しておりますが、その時間帯は非常に混雑している状態です。

つきましては、予防接種・健診のご予約・ご相談の電話は、

11:00~12:30 および 15:00~16:30 以外のお時間にお電話いただけますようお願いします。

ご利用のみなさまには大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解ご協力のほどお願い申し上げます。

2012年10月12日金曜日

三種混合ワクチン+不活化ポリオ⇒四種混合ワクチン接種が開始されます。

さる9月初めから不活化ポリオワクチンが定期接種として開始されましたが、来月初め(11月1日)からは、これまでの三種混合ワクチン(DPTワクチン)に不活化ポリオワクチンが加えられた四種混合ワクチンが開始されます。
このワクチンも定期接種であり、接種を受ける方の費用負担はありません。

接種開始月齢や接種間隔などは、三種混合ワクチンと同様です。生後3か月から接種開始となるので、今年の8月生まれのお子さんからが対象になります。
対象のご家庭には、10月下旬に区から接種票が届きますのでご確認ください。

当クリニックでも接種できますので、ご予約・ご相談いただければと思います。

2012年10月11日木曜日

睡眠と朝食の重要性

前回、体内時計のずれと肥満の関係についての新聞記事をご紹介しました。これに関連した過去の記事では「親の睡眠不足で子どもが肥満?」という調査結果が挙がっていました。調査では、親が不眠気味だと、子どもが「就寝時間が遅い・寝坊が多い」、「食べすぎが多い・肥満気味」という結果であったとのこと。
「親の影響で子どもも就寝時間が遅くなっていることが寝不足につながる」と分析されていました。

親御さんの睡眠不足が、直接的に子どもの肥満につながるわけではないと考えられますが、子どもの就寝時間が遅くなることは、朝寝坊やそれに伴う朝食の不十分な摂取(あるいは欠食)にもつながります。また朝食摂取が不十分だと、日中の活動に集中できないことや運動や遊びの不足にもつながります。
“疲れきって早寝する”ことが少なければ、就寝時間が遅くなることにもなり、それに加え夜食などを摂ったりしますと、余分なカロリー摂取から肥満になりやすく、また朝は“お腹がすいていない”と不十分な朝食摂取・・・というように悪循環に陥ることも予想されます。
また、「朝食欠食の児童は、その後肥満になりやすい」という別の研究結果もあります。

一概には言えないことではありますが、睡眠や食事という健康的な生活を送るための“柱”とも言うべき大切なことがらについて、今一度見直してみましょう。

2012年10月10日水曜日

体内時計のずれと肥満

先日の新聞記事に「遅い夕食はやっぱり太る」というものがありました。
夕食の時間が遅いなど食事の間隔が乱れていると、体内時計のずれるということです。体内時計とは、生物の生命活動のリズムを作る仕組みで、睡眠や覚醒(目覚めること)、体温やホルモン分泌などの機能を約24時間の周期で調整しています。

通常3回の食事の中では、夕食から朝食までの時間(絶食)がもっとも長いわけですが、長い絶食後の朝食で体内時計がリセットされるということです。そして夕食の摂取が遅くなることで体内時計が2~3時間ずれ、体内時計のリズムが狂ってしまうようです(マウスの実験)。

人間では体内時計の混乱によって肥満や糖尿病になりやすい、ということが分かっていて、肥満の予防のためにも規則正しい食生活が大切だということです。

また、こども達にとって遅い夕食は遅い就寝にもつながり、翌朝「おなかがすいていない」「眠くてすっきり起きられない」という悪循環にもつながります。

2012年10月9日火曜日

院内感染を0(ゼロ)にしたい!


クリニックでは、予約時間を調整させていただき来院後に極力お待たせしない工夫をしております。また院内の動線(患者さんの移動する経路)を一方通行にすることと併せて行うことで、院内感染を予防し、プライバシーの保護を徹底できると考えております。

RSウイルス感染やマイコプラズマ肺炎などが流行っているということですし、10月に入りインフルエンザワクチンの接種も開始され混雑してきておりますが、クリニックでは上のようなコンセプトで院内で感染をもらわないように工夫・徹底していきたいと思います。

また予防接種などの際に、非常にお時間に余裕をもっていらっしゃる患者さんもいらっしゃいます。ありがたいことではありますが、一般診察の患者さんを診療している時間帯まで早めて来院されますとお風邪などをもらいかねない、ということもあり得ます。なかなかお子さんとご一緒ですと予約時間通りに来院されるのは難しいとは思いますが、ご理解のほどどうぞよろしくお願いします。

「待ち時間少なく・動線を工夫」することで、院内感染をゼロにし、患者さんやご家族の「時間」の有効活用を実現すべく診療しております!

2012年10月8日月曜日

スポーツの秋ですが、喘息も出やすくなる季節です。


めっきり涼しくなり、朝方はお布団を引き寄せてしまう季節となってまいりました。運動会やスポーツイベントも多く開催されますね。

しかし、季節の変わり目は喘息発作も出やすい時期でもあります。風邪をひいて喘息が悪くなる(発作が出てしまう)お子さんも多いかと思います。本人たちにお願いしたいのは、手洗い・うがいをしっかり行って、なるべく風邪をひかないようにすること。これがまず第一ですね。

それから運動誘発喘息という概念もあります。運動をすることで誘発される喘息発作で、運動中や運動後5~10分程度で喘鳴や呼吸困難が起こることがあります。ほとんどの場合は特に治療しなくとも20~30分後には回復します。運動することで呼吸回数が多くなり、気管の温度が下がったり水分が失われるためと考えられています。
この季節で運動中に冷たい風を吸い込むことで誘発される場合もあるかもしれません。これまでにこのような発作を起こしたことがあるお子さんには予防対策も考慮したいですね。

また、親御さんを含めた周囲の大人の喫煙も喘息の悪化要因のひとつです。
喘息発作が誘発される要因が多いこの季節ですから、お子さん達の良いパフォーマンスを観て楽しむためにも、大人の禁煙も重要なのです!!

2012年10月7日日曜日

夜の咳


クリニックには、「夜になると咳がひどくて起きてしまいます」や「寝入りばなや朝方の咳が多くて・・・」といらっしゃるお子さんが見受けられます(ちなみに我が家の息子も夜の咳こみが多く、夜起きてしまうほどの状態が数日続いています・・・)。
この夜に多い咳、どんなことが考えられ、どんな対処がよいのでしょうか。

もともと夜には自律神経の作用で昼間の活動時よりも空気の通り道(気道)がせまくなりやすい、ということが背景にあるようです。頻度として多く見受けられる病態について紹介します。
かぜや気管支炎、肺炎などの呼吸器感染があると分泌物(痰や鼻汁)を排出するために咳が起こりますが、より夜や朝方に咳が増加することがあります。また、熱は下がったけれど夜・朝方の咳が続くというように感染の回復期にも夜の咳がみられ、長引くということがあります。

そして気管支ぜんそくがあったり、ハウスダストやダニ、かびなどにアレルギーがある場合にも、夜就寝する際に、咳(やぜーぜー)が増えるということがみられます。

対処法としましては、お部屋の加湿を行うことが挙げられます。また、少し上体を拳上するということや横向きに寝かせることも有効な場合があります(ただし乳幼児では、ゴロンとベッドなどから落ちないようにご注意ください)。咳で起きてきてしまうようなら水分をとらせましょう。
咳き込んで嘔吐してしまう場合は、痰がいっしょに切れて呼吸は楽になる場合が多いです。子どもは吐くと「悪いことをしてしまった・・・」と思いがちですから「痰がきれて(呼吸が)楽になって良かったね」と安心させてあげましょう。

かかりつけや病院の先生から処方いただく薬もあわせて使用し、よりよい睡眠がとれるようにサポートしてあげましょう。

2012年10月6日土曜日

肘内障ってご存知でしたか?

今回は、肘内障(ちゅうないしょう)についてご紹介します。

クリニックでは、「転びそうになったので、手を引っ張りあげたら痛がって腕を動かさなくなった」や「兄弟で遊んでいたら、急に腕を痛がって動かさなくなった」と来院される方がいらっしゃいます。

肘内障とは、肘の関節を取り巻くじん帯の一部がずれてしまい、お子さんは腕を動かそうとしなくなります。こちらが動かそうとすると痛がりますが、腫れや内出血は認められません。
上のような訴えで来院された場合、肘内障が疑われます。肘内障では必ずしもレントゲンの撮影は要しないと教科書にはありますが、他の疾患(脱臼や骨折)が隠れていることもあります。そのような場合には整形外科への受診が必要となります。

整復処置を行い、お子さんの痛みがとれ腕を動かしてくれるか、すこし観察します。ほとんどの場合痛みがとれお母さんのくびに両手を回し(動かせてる!)笑顔になってくれます。

多い年齢は歩き始めから5歳くらいです。手をつないでいてお子さんが転びそうになったとき、顔面や頭部を地面に強打しないことはもちろんですが、無理に引っ張りあげることは避けましょう。

2012年10月5日金曜日

三種混合ワクチン+不活化ポリオ⇒四種混合ワクチン接種が開始されます。

さる9月初めから不活化ポリオワクチンが定期接種として開始されましたが、来月初め(11月1日)からは、これまでの三種混合ワクチン(DPTワクチン)に不活化ポリオワクチンが加えられた四種混合ワクチンが開始されます。
このワクチンも定期接種であり、接種を受ける方の費用負担はありません。

接種開始月齢や接種間隔などは、三種混合ワクチンと同様です。生後3か月から接種開始となるので、今年の8月生まれのお子さんからが対象になります。
対象のご家庭には、10月下旬に区から接種票が届きますのでご確認ください。

当クリニックでも接種できますので、ご予約・ご相談いただければと思います。

2012年10月4日木曜日

アレルギー最前線

アレルギー疾患をもつお子さんは増えています。
学校の先生や保育園の先生も食物アレルギーの子、アトピーの子が以前よりクラスに多いと感じられているでしょう。なぜアレルギーが増えているはまだわかっていません。

でも、治療方法は、劇的に進歩しています。

ぜんそく治療の基本はテオフィリン製剤から吸入ステロイドになり、20年前は2-3週間かかっていた入院期間も今は1週間程度です。

「発作が起こったら治療する」病気から、「発作が起こらないように予防する」病気になりました。

食物アレルギーの除去食は「徹底的な除去」から、「最小限の除去」に変わっています。

アトピーの外用ステロイドの使い方も研究され、効くけどぶりかえす使い方ではなくしっかりとコントロールできる使い方をお話できるようになりました。

治療法、生活の指導、それぞれどんどん変わっています。

インターネットで様々な情報が得られる世の中です。
だからこそ、よく吟味が必要です。
そのブログはいつ書かれたのか?2005年と書いてあったら、もうその情報は古いかもしれません。なぜなら、その間に小児ぜんそくのガイドラインは2回も改訂されています。


正しい情報をみなさんに知ってほしいということが私たちの願いです。
世界の第一線でなされている診断と治療をここでも実践していく準備を始めました!
最前線の治療法から「どんな病気なの?」というご質問でも、ぜひ聞いてください。

9月のおうち日記


暑かった夏も終わり、ようやく涼しい秋になりました。
残暑が厳しかったせいもあって、今年は夏が長く感じられましたね。
さて秋といえば、食欲の秋☆ みんなのおうちを利用している子ども達も、手作りのお弁当をいつも完食しています!
いっぱい食べて、いっぱい遊んで、今月も元気に過ごせたらと思います。
では、9月のおうちの様子をどうぞ~♪


☆すくすく 9.15
今回は、3・4・6ヶ月の赤ちゃん達3組の参加でした。にこにこと嬉しそうに、最初から最後までとっても静かにマッサージをしてもらっていました。途中、オイルを出しすぎてしまってパパとママがテッカテカになるというハプニングがありましたが(笑)
いつも和やかで、楽しいすくすくの日。
参加してくれるママの中には、目黒区のフレッシュママの会で知り合った方と参加してくれる方たちも増えてきました。仲良しになったママ友と、ぜひ一緒に遊びにきてくださいね!


☆わくわく 9.11
小麦粉粘土で、お月見のお団子作りに挑戦しました!!
はじめは粘土の感触におそるおそるだった子も、だんだん慣れて楽しめるようになっていました。
指でつまんでちぎったり、手のひらで転がして丸めたり…。みんなとっても集中していて、職人のようでしたよ。白色と食紅を少し加えたピンク色で、それぞれに個性的なかわいいお団子が出来上がりました♪



《こどものつぶやき》
もうすぐ2歳になるYちゃん。
みんなのおうちを利用し始めの頃は、緊張からか大人しい印象でしたが、今では変顔をしてお友だちやスタッフを笑わせるひょうきんな一面も見せてくれるようになりました。
そして最近は、自分より小さい子との関わり方を少しずつ覚えてきています。
ある日のお散歩準備中のこと。
1歳になったばかりのSくんが、さあ出発!というときに、かぶっていた帽子をポイッと投げてしまいました。それを見ていたYちゃんは、何か考えているような表情でじーっとSくんを見つめています。
スタッフもYちゃんがどうするのかを待つことに・・・
すると、帽子を拾って、Sくんの頭にかぶせてあげたのです!!
Sくんの背中をさりげなくタッチしながら一言、「おいで。」
かっこいい!
お姉さんらしくなっていくYちゃんがますます楽しみです。



2012年10月3日水曜日

長引く下痢・・・二次性乳糖不耐症かもしれません。

下痢が続いてなかなか治らない、本人は元気になって食欲も出てきたのに下痢だけ続く、そんな症状のお子さんがいらっしゃいます。
慢性的な下痢の原因としてはいろいろな病気が考えられますが、乳幼児でウイルスや細菌による急性胃腸炎のあとに下痢が長引いている、という場合は二次性乳糖不耐症というものが多いでしょうか。
二次性乳糖不耐症は、文字通り二次的に起こるわけですが、胃腸炎で腸の粘膜が“荒れて”しまい、乳糖を分解する酵素がうまく働けない状況になります。そのため母乳やミルク、乳製品を摂ったときに下痢になってしまうわけです。
この状態が考えられる場合には、無乳糖ミルクなどを使用したり、内服薬として乳糖分解酵素を母乳やミルクを飲むときにいっしょに服用する、ということが挙げられます。

ただし、必ずしも長引く下痢すべてがこの病態ではないので、受診のうえ相談されるのが良いでしょう。

2012年10月2日火曜日

予防接種スケジュール。

お子さまがお生まれになってから毎日楽しく、そして慌ただしく1ヶ月、2ヶ月と過ぎてしまうことと思います。

生後3ヶ月から受けるDPT(三種混合)ワクチンのお知らせが区から届いて初めて予防接種を受けるお子さまもいらっしゃいますが、大切なお子さまをワクチンで防げる病気(VPD)から守るためには、接種できる時期になったらできるだけベストのタイミングで忘れずに予防接種を受けることが重要と私たちは考えております(11月からは、DPTワクチンに不活化ポリオワクチンを加えた4種混合ワクチンが開始される予定です。これについては追ってお知らせいたします)。

予防接種には定期接種と任意接種があり、任意接種の中には生後6週間から接種が可能で、接種できる期間が限られているロタウイルスワクチンもあるので早めにスケジュールをたてることが大事だと思います。

しかしながら、日々の忙しい時間の中で色々ある予防接種のスケジュールを考えるのはパパ・ママも苦労するのではないでしょうか。
任意接種のヒブワクチンや小児用肺炎球菌ワクチンは生後2か月から接種ができますし、ロタウイルスのワクチンも接種するとなると、BCG(目黒区では4ヶ月健診と一緒が原則です)との兼ね合いもあるのでスケジュールを組むのは大変だと思います。

スケジュールなどでわからないことがあればお気軽にご連絡ください。

私たちスタッフは少しでもパパ・ママのお力になれたらと思っています。

2012年10月1日月曜日

親御さんの受診。一緒にご予約ください。

先週からぐっと涼しくなり、過ごしやすくはなりましたが、同時にお風邪の患者さんも増えております。いつも以上に手洗い・うがいをがんばっていきましょう!

最近はお子さんの受診とともに親御さんを拝見(診察)することも増えてまいりました。

手洗いなどの予防をしていても、どうしてもお子さんのお風邪をもらってしまい、同じような症状に悩まされることがありますね。
そのようなときは、お子さんの受診予約電話の際に併せてご予約ください。受診枠を確保し、お子さんと一緒に診察させていただきます。一緒にお風邪をひいてしまったのに、異なる病院に行かなくてはならないというのは大変ですから。

来院されてから、「私も・・・」とおっしゃっていただく場合もございます。空いているときはよいのですが、予約で混雑しております場合ですと一度お待ちいただかなくてはならないこともございますでのその際はご了承ください。