今年の7月から月に1回発行しております「みんなのおうちだより」から少しご紹介をします。おともだちのコーナーでは、みんなのおうちにいらっしゃるお子さんたちの様子やエピソードを紹介しています。今月号はこんなお話を。
「Aくんが持っていた積み木をBちゃんがとってしまい、おもちゃをとり合う・・・みんなのおうちでもよくある出来事です。このおもちゃのとり合いといったけんかは子どもの自我が出てくる1歳半から2歳児の間で多く、社会性の成長にとって大事な経験です。なぜならけんかを通して相手にも気持があることを身をもって気づけるからです。そして、けんかを重ねるうちに、自分の気持ちを主張しつつ、相手の気持ちとの折り合いをつけることができるようになっていきます。ですから「仲良くしようね」とけんかを止めるだけでなく、子どもが上手には表現できない「いやだったね」「これで遊びたいね」といった気持ちを言葉にかえる手伝いをしています。もちろんものを投げたり、たたいたりすることはいけないことと教えますが、自分の心も相手の心も大事にできるコミュニケーションの力を伸ばしていきたいと思っています。」
これからもみんなのおうちでの、楽しく、ほっこり笑顔になる様子をときどきご紹介させていただきます。