実際に測定されたデータをまとめた学会の資料では、自由に喫煙できる居酒屋のPM2.5の濃度は空気1立方メートルあたり586マイクログラムで、中国政府が「最悪」と評したときの北京市の大気とほぼ同じ水準だそうです。禁煙席でも、喫煙席とガラスや壁で完全に仕切られていない場合は336マイクログラムに達しているそうです。
国の環境基準値は1日平均で35マイクログラム、環境省がまとめた外出自粛などを呼びかける暫定指針は70マイクログラムです。環境基準値は、1日分の測定値から1時間分の平均を算出したものでありますから、上の禁煙学会のデータとは単純に比較することはできません。むしろ環境省や自治体が発表する速報値に相当します。しかし、大気汚染の速報値で100マイクログラムを超すことはほとんどないそうです。
屋外の大気汚染にも気をつけなくてはなりませんが、受動喫煙にも十分気を配って、お子さんたちを守っていかなくてはならないと思います。
*今回のお話は、日本禁煙学会ホームページおよび報道を参照いたしました。
*今回のお話は、日本禁煙学会ホームページおよび報道を参照いたしました。