2013年3月14日木曜日

水ぼうそう(水痘)ワクチンを接種したのに・・・


昨年末から年明けにかけて、目黒区では水ぼうそう(水痘)が流行っておりました。幼稚園や保育園などでも多くみられたところもありました。「ワクチンを接種していたのにかかってしまった」、という方もいらっしゃいますね。
この水痘は、現在ワクチンがありますが、「ワクチンを接種してもかかるし、かかっても皮膚症状だけだから接種しない方がいい」とお考えになる方も少なくないようです。
しかし、本当に「軽くすむ」のでしょうか。。。水痘は重症化しますと、肺炎や熱性けいれん、髄膜炎、脳炎などを引き起こすことがあります。

どのワクチンも接種したからといって、その病気にかからないというとわけではありません。しかし、かかったとしても重症化を防ぐ、また周囲・地域にまん延させない(感染を広げない)という大事な役割があります。

また、生まれつき免疫のご病気(感染症にかかりやすい病気)があったり、なんらかの治療のために、水痘ワクチンや他の生ワクチンが接種できない方もいらっしゃいます。
自分がかからないだけでなく、かかっても重症化を防ぎ、また周囲のひとにうつさないようにするためにも水痘や他の予防接種が重要ということがわかっていただけたらと思います。