風疹が流行し、予防接種の重要性が改めて伝えられています。少し前になりますが、麻しん予防接種の未接種者が3年間で176万人にのぼっていることが報告されておりました。
以下は記事の抜粋です。
「予防接種法に基づく定期予防接種の対象となっている麻疹(はしか)の予防接種について、平成20年度から22年度までの3年間で計約176万人が接種対象にもかかわらず未接種だったことが国立感染症研究所のまとめで分かった。
厚生労働省は、24年度時点で麻疹発症例が人口100万人当たり年間1例未満などとする「麻疹の排除」状態を目指しているが、昨年は発症例が434例あり、100万人当たりだと3.4例だった。
厚労省は「対象者は必ず予防接種を受けてほしい」と訴えている。麻疹は18年度から、十分な免疫獲得には接種が2回必要として、1歳時(第1期)と小学校入学前の1年間(第2期)の2回接種が定められた。しかし、それ以前は2回目の接種機会がなかったため、厚労省は20年度から5年間の限定措置で中学1年生時(第3期)と高校3年生時(第4期)にも接種機会を設けている。」
現在、定期予防接種としては、麻しん風しん混合ワクチン(MRワクチン)となっておりますから、風しんについても176万人が未接種ということになります。
麻しん・風しん予防・撲滅のためにも、積極的に予防接種を受けるようにしましょう!