2013年6月1日土曜日

「とびひはプール禁止」小児皮膚科学会・臨床皮膚科医会から統一見解。

先日、日本臨床皮膚科医会は日本小児皮膚科学会と合同で、「皮膚の学校感染症とプールに関する統一見解」を発表いたしました。保護者さんや教師に向け、皮膚疾患のある小児がプールに入って良いかどうか判断する際の目安を示しています。
これはまた、これからの季節、幼稚園や保育園でもプールに入れるかどうかの判断の際の参考になるかと思います。

・伝染性膿痂疹(とびひ)は、治るまでプールは禁止。水を介して感染することはないが、小児同士の接触で症状の悪化や感染の恐れがあるため、ということです。

・伝染性軟属腫(水いぼ)は、プール可。ただしタオルや浮輪、ビート板などの共用はできるだけ避け、プール後はシャワーで肌をよく洗うことを推奨しています。

・頭ジラミも治療を開始した状態であればプール可。ただし、タオル、ヘアブラシ、水泳帽などの貸し借りはしない、ということです。

虫さされも徐々に多くなっておりますし、それをきっかけにとびひになることもしばしばあります。判断に迷うときはクリニックでもご相談ください。