2012年9月30日日曜日

10月のわくわく・すくすくの日


日頃より、みんなのおうちをご利用いただきありがとうございます。
ようやく厳しい残暑ともさよならできそうな気候になってきました。
季節の変わり目は、大人も子どもも体調を崩しやすいので、無理せずゆったり過ごす時間も持てるといいですね♪


☆わくわくの日 10月30日(火) 10:00~11:00

今回のテーマは、“ハロウィン”
かぼちゃとさつまいもで、簡単な茶巾作りをします。
できた茶巾は、お弁当のおかずの一品としてみんなで食べたいと思います! 
当日はハロウィンの仮装をして遊びに来てくれるのも大歓迎です☆

・材料には牛乳を使用します。
・お昼ご飯にかからない時間でご利用の場合は、お迎えの時間までに食べます。 
・わくわくの日は、通常のお預かりの中で行っています。参加希望の方は、わくわくにかかる時間でご予約をお取りください。


☆すくすくの日  10月20日(土) 13:30~14:30(定員4名、要予約)

ママと赤ちゃんの心をあたためる、ベビーマッサージを楽しみましょう。ママ達の交流のきっかけの場としてもどうぞ!

・お電話にてご予約をお取りください。(定員4名)
首が座ったお子さん~8ヶ月のお子さんが対象です。
※よりマッサージを楽しめるように、対象月齢を変更しました。対象でないお子さんの参加はご相談ください。
・バスタオルと普段お使いのベビーオイルをお持ちください。
・始まる時間の5分前を目安にお越しください。

2012年9月29日土曜日

休診日の電話予約方法について


休診日の電話予約方法についてお知らせいたします。
・受付時間は、17時から20時です。
翌日分のご予約についてのみ受付いたしますのでご注意願います。
*翌々日以降のご受診や予防接種・健診のご予約については、
診療時間内にお電話いただけますようお願いします。

【予約方法】
①予約専用電話 03-6303-1093 に電話します。
②留守番電話に、お子さんのお名前、予約内容を入れます。
③同日20時から順番に、クリニックスタッフから折り返しの電話をおかけいたします。
④予約内容を確認し、予約は完了です。

*なお、ご予約いただく際は非通知設定を解除のうえ、おかけください。
*クリニック・みんなのおうちが連休の場合は、連休最終日の17時から20時に予約電話をお受け致します。
*折り返し電話は、予約専用の携帯電話からおかけいたします。

ご不明な点につきましては、ご相談ください。

2012年9月28日金曜日

おむつかぶれ

RSウイルスやマイコプラズマ感染が流行していると発表されていますが、徐々に急性胃腸炎(嘔吐下痢症)も増えてきています。
下痢の時、全身状態の観察とともに気をつけてあげなければいけないのがおむつかぶれです。
こどもの肌はデリケートなので、数時間でもおしりが赤くなってしまうことがあります。
頻回の下痢の場合、1日何回かは洗面器やシャワーを使っておしりを洗ってください。霧吹きや食器洗剤の空ボトル(よくすすいでから。念のため)に微温湯を入れて、おむつを交換する時におしりをお湯で流す方法と併せて行うといいでしょう。
そしておしり拭きはこすらないように、押し拭きで汚れや水分を拭き取ります。おむつかぶれの軟膏をお持ちであれば、清潔にしたあと軟膏をすりこまず、ペタペタと置くように塗ってあげてください。炎症をおさえるだけでなく次に便が出たときの皮膚の保護にもなります。
おしりが赤くなってしまったらまずは清潔を保ちましょう。改善が芳しくない時は、カンジダなどのカビ(真菌)が原因の場合もありますので早めに受診をしましょう。

2012年9月27日木曜日

RSウイルス感染症の増加が報告されています。

今年も昨シーズンに続き、冬場に流行するRSウイルス感染症が早期から増加しています。報道では、昨シーズンのピーク時を超えるほどということでした。

このRSウイルス、我々小児科医を毎年悩ます呼吸器感染(上気道炎や気管支炎・肺炎)を引き起こすウイルスです。

症状としては、鼻汁・咳嗽といった上気道の症状から始まることが多いです。また乳幼児で喘鳴(ぜーぜー)や呼吸数の増加などを認める場合には注意が必要です。

このウイルスは、生後1ヶ月前後のお子さんでもかかってしまうような感染力の強いウイルスです。ご兄弟姉妹やご両親が“鼻かぜ”程度であっても、乳児には症状が強く出ることもありますので、ご家族みんなで手洗い・うがいをしっかり行いましょう。
特に1~2か月の乳児がいらっしゃるご家庭では注意が必要で、お兄ちゃんお姉ちゃんがお風邪のとき(RSウイルスの可能性がないとはいえません)、なるべく接触を少なくしましょう。

そして、“かぜ”として経過していても、徐々に症状が変化(悪化)する場合もあります。お子さんの呼吸の様子や哺乳力、平穏に眠れているか、などを観察しましょう。呼吸状態が悪化する場合には、夜間でも受診が必要になることがありますので注意しましょう。

2012年9月26日水曜日

10月の診療スケジュールです。

いつもクリニックならびにみんなのおうちのご利用ありがとうございます。
10月の開院スケジュールについてお知らせいたします。

10月 
  日  月  火  水  木  金  土
          2      3    4      
    8    9 10  11 12 
 14  15  16 17  18   19 20
 21  22  23   24  25 26 27
 28  29  30 31    
 
     ・・・ 休診日

上記以外は、通常診療 08:30~20:00(昼休みなし)です。

2012年9月25日火曜日

インフルエンザワクチン接種の予約受付を開始しております。


日頃よりクリニックならびにみんなのおうちのご利用ありがとうございます。

今年度のインフルエンザワクチン接種の予約受付を開始いたします。
今年度は早めの発症の報告が続いており、10月初旬からの接種を予定しております。

ワクチンの接種曜日
混雑が予想されるため、インフルエンザ単独接種の場合、原則として火曜日・土曜日の午後(~15時まで)とさせていただきます(同時接種の場合や、どうしてもご都合がつかない場合はご相談ください)。
*親御さん(成人)は、曜日を問わず(開院日の)19時まで接種いたします。ご相談ください。

年齢によるワクチン量(昨シーズンと同様)
・6ヶ月以上3歳未満のお子さんは、1回0.25ml接種、2回接種が推奨。
・3歳以上13歳未満のお子さんは、1回0.5ml接種、2回接種が推奨。
・13歳以上では、1回 0.5ml接種で、原則 1回接種。
* 6ヶ月未満のお子さんにつきましては、ワクチン接種による感染予防の有効性が示されていないことから積極的な接種はお薦めしておりません。周囲の方々が予防接種をすること、手洗い・うがいなど感染予防を実践することが重要とされています。

接種間隔
1回目と2回目の間隔は2~4週でご案内いたします。1回目のご予約の際に2回目ご予約も併せてお取りいただくことをおすすめします。


インフルエンザワクチン接種料金   2500円
*当院で2回接種されるお子さんは、2回目を2000円。

ワクチンを確実に確保するため、原則として、接種の前日までの診療時間内(8時30分~20時)にご予約いただけますよう、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
また昨年度は、ワクチンが不足する時期がございました。早めのご予約をおすすめいたします。

*ご来院の際には、お手数ではございますが、お釣り銭のないようにご準備いただけますようお願い申し上げます。

2012年9月24日月曜日

夜の咳

クリニックには、「夜になると咳がひどくて起きてしまいます」や「寝入りばなや朝方の咳が多くて・・・」といらっしゃるお子さんが見受けられます(ちなみに我が家の息子も夜の咳こみが多く、夜起きてしまうほどの状態が数日続いています・・・)。
この夜に多い咳、どんなことが考えられ、どんな対処がよいのでしょうか。

もともと夜には自律神経の作用で昼間の活動時よりも空気の通り道(気道)がせまくなりやすい、ということが背景にあるようです。頻度として多く見受けられる病態について紹介します。
かぜや気管支炎、肺炎などの呼吸器感染があると分泌物(痰や鼻汁)を排出するために咳が起こりますが、より夜や朝方に咳が増加することがあります。また、熱は下がったけれど夜・朝方の咳が続くというように感染の回復期にも夜の咳がみられ、長引くということがあります。

そして気管支ぜんそくがあったり、ハウスダストやダニ、かびなどにアレルギーがある場合にも、夜就寝する際に、咳(やぜーぜー)が増えるということがみられます。

対処法としましては、お部屋の加湿を行うことが挙げられます。また、少し上体を拳上するということや横向きに寝かせることも有効な場合があります(ただし乳幼児では、ゴロンとベッドなどから落ちないようにご注意ください)。咳で起きてきてしまうようなら水分をとらせましょう。
咳き込んで嘔吐してしまう場合は、痰がいっしょに切れて呼吸は楽になる場合が多いです。子どもは吐くと「悪いことをしてしまった・・・」と思いがちですから「痰がきれて(呼吸が)楽になって良かったね」と安心させてあげましょう。

かかりつけや病院の先生から処方いただく薬もあわせて使用し、よりよい睡眠がとれるようにサポートしてあげましょう。

2012年9月23日日曜日

10月のわくわく・すくすくの日


日頃より、みんなのおうちをご利用いただきありがとうございます。
ようやく厳しい残暑ともさよならできそうな気候になってきました。
季節の変わり目は、大人も子どもも体調を崩しやすいので、無理せずゆったり過ごす時間も持てるといいですね♪


☆わくわくの日 10月30日(火) 10:00~11:00

今回のテーマは、“ハロウィン”
かぼちゃとさつまいもで、簡単な茶巾作りをします。
できた茶巾は、お弁当のおかずの一品としてみんなで食べたいと思います! 
当日はハロウィンの仮装をして遊びに来てくれるのも大歓迎です☆

・材料には牛乳を使用します。
・お昼ご飯にかからない時間でご利用の場合は、お迎えの時間までに食べます。 
・わくわくの日は、通常のお預かりの中で行っています。参加希望の方は、わくわくにかかる時間でご予約をお取りください。


☆すくすくの日  10月20日(土) 13:30~14:30(定員4名、要予約)

ママと赤ちゃんの心をあたためる、ベビーマッサージを楽しみましょう。ママ達の交流のきっかけの場としてもどうぞ!

・お電話にてご予約をお取りください。(定員4名)
首が座ったお子さん~8ヶ月のお子さんが対象です。
※よりマッサージを楽しめるように、対象月齢を変更しました。対象でないお子さんの参加はご相談ください。
・バスタオルと普段お使いのベビーオイルをお持ちください。
・始まる時間の5分前を目安にお越しください。

2012年9月22日土曜日

休診日の電話予約方法について。


休診日の電話予約方法についてお知らせいたします。
・受付時間は、17時から20時です。
翌日分のご予約についてのみ受付いたしますのでご注意願います。
*翌々日以降のご受診や予防接種・健診のご予約については、
診療時間内にお電話いただけますようお願いします。

【予約方法】
①予約専用電話 03-6303-1093 に電話します。
②留守番電話に、お子さんのお名前、予約内容を入れます。
③同日20時から順番に、クリニックスタッフから折り返しの電話をおかけいたします。
④予約内容を確認し、予約は完了です。

*なお、ご予約いただく際は非通知設定を解除のうえ、おかけください。
*クリニック・みんなのおうちが連休の場合は、連休最終日の17時から20時に予約電話をお受け致します。
*折り返し電話は、予約専用の携帯電話からおかけいたします。

ご不明な点につきましては、ご相談ください。

2012年9月21日金曜日

インフルエンザの発生が報告されています。

まだまだ昼間の蒸し暑さはこたえますが、朝晩は秋を感じるこの頃です。

報道では、季節性インフルエンザの発生が沖縄県や鹿児島県などで多く、奈良県や東京都の墨田区でも学級閉鎖が報告されています。この時期としては、例年に比べ多くの発生が報告されています。

感染予防の対策は、これからさまざまなところで目にすると思いますが、いくつか要点を挙げたいと思います。
①体調をととのえること
・栄養や休養をしっかりととり、ウイルスに負けないからだ作りを心がけましょう。「ちょっと具合が・・・」という時には、できる範囲で積極的に“寝る”ことをお薦めします。
②日常生活での対策
・乾燥を防ぎ、湿度を保ちましょう。ウイルスは低温・低湿度を好みますので、加湿器や干し物を利用して湿度を保つように心がけます。
・手洗い・うがいの励行:これはみなさんご存知ですが、繰り返し行うことが大切です。普段の外来診療では、「うがいは、1日4-5回はやってね」、とお子さんに声をかけるようにしています。
・その他には、マスクの着用や人ごみを避けることなどが挙げられます。
③ワクチン接種による予防
“インフルエンザワクチンを接種したのにかかってしまった”ということは残念ながらありますね。しかし、だからといって接種しない、というのは早計です。インフルエンザワクチンの予防効果は、高齢者においては、約45%の発病を阻止し、約80%の死亡を阻止する効果があるとされていますし、ワクチン接種の目的として、感染予防・発病予防の他にも、重症化予防や蔓延(まんえん)の予防といったことが挙げられます。

2012年9月20日木曜日

インフルエンザワクチン接種の予約受付を開始いたします。

日頃よりクリニックならびにみんなのおうちのご利用ありがとうございます。

今年度のインフルエンザワクチン接種の予約受付を開始いたします。
接種開始は原則として、10月中旬からを予定しております。

ワクチンの接種曜日
混雑が予想されるため、インフルエンザ単独接種の場合、原則として火曜日・土曜日の午後(~15時まで)とさせていただきます(同時接種の場合や、どうしてもご都合がつかない場合はご相談ください)。
*親御さん(成人)は、曜日を問わず(開院日の)19時まで接種いたします。ご相談ください。

年齢によるワクチン量(昨シーズンと同様)
・6ヶ月以上3歳未満のお子さんは、1回0.25ml接種、2回接種が推奨。
・3歳以上13歳未満のお子さんは、1回0.5ml接種、2回接種が推奨。
・13歳以上では、1回 0.5ml接種で、原則 1回接種。
* 6ヶ月未満のお子さんにつきましては、ワクチン接種による感染予防の有効性が示されていないことから積極的な接種はお薦めしておりません。周囲の方々が予防接種をすること、手洗い・うがいなど感染予防を実践することが重要とされています。

接種間隔
1回目と2回目の間隔は2~4週でご案内いたします。1回目のご予約の際に2回目ご予約も併せてお取りいただくことをおすすめします。

インフルエンザワクチン接種料金   2500円
*当院で2回接種されるお子さんは、2回目を2000円。

ワクチンを確実に確保するため、原則として、接種の前日までの診療時間内(8時30分~20時)にご予約いただけますよう、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
また昨年度は、ワクチンが不足する時期がございました。早めのご予約をおすすめいたします。

*ご来院の際には、お手数ではございますが、お釣り銭のないようにご準備いただけますようお願い申し上げます。


                                    

2012年9月19日水曜日

RSウイルス感染症について。


今年も昨シーズンに続き、冬場に流行するRSウイルス感染症が早期から増加しています。

少し耳慣れないウイルスではありますが、我々小児科医を毎年悩ます呼吸器感染(上気道炎や気管支炎・肺炎)を引き起こすウイルスです。

症状としては、鼻汁・咳嗽といった上気道の症状から始まることが多いです。また乳幼児で喘鳴(ぜーぜー)や呼吸数の増加などを認める場合には注意が必要です。

このウイルスは、生後1ヶ月前後のお子さんでもかかってしまうような感染力の強いウイルスです。ご兄弟姉妹やご両親が“鼻かぜ”程度であっても、乳児には症状が強く出ることもありますので、ご家族みんなで手洗い・うがいをしっかり行いましょう。

そして、“かぜ”として経過していても、徐々に症状が変化(悪化)する場合もあります。お子さんの呼吸の様子や哺乳力、平穏に眠れているか、などを観察しましょう。呼吸状態が悪化する場合には、夜間でも受診が必要になることがありますので注意しましょう。

2012年9月18日火曜日

院内感染・・・待合室ではもらわないようにするぞ。


日頃よりクリニックならびに「みんなのおうち」のご利用ありがとうございます。

おかげさまで、クリニックへの受診予約のお電話を多くいただけるようになりました。
クリニックでは、予約時間を調整させていただき来院後に極力お待たせしない工夫をしております。また院内の動線(患者さんの移動する経路)を一方通行にすることと併せて行うことで、院内感染を予防し、プライバシーの保護を徹底できると考えております。

RSウイルス感染やマイコプラズマ肺炎などが流行っているということですし、10月に入るとインフルエンザワクチンの接種も開始され混雑が予想されます。クリニックでは、上のようなコンセプトで院内で感染をもらわないように工夫・徹底していきたいと思います。

また予防接種などの際に、非常にお時間に余裕をもっていらっしゃる患者さんもいらっしゃいます。ありがたいことではありますが、一般診察の患者さんを診療している時間帯まで早めて来院されますとお風邪などをもらいかねない、ということもあり得ます。なかなかお子さんとご一緒で時間通りに来院されるのは難しいとは思いますが、ご理解のほどどうぞよろしくお願いします。

「待ち時間少なく・動線を工夫」することで、院内感染をゼロにし、患者さんやご家族の「時間」の有効活用を実現すべく診療しております!

2012年9月17日月曜日

お子さんの成長と事故・けがの予防④階段

はいはいをするようになりますと、階段をずりずりと登っていくことがありますね。「がんばれー」と声をかけたくなります。もちろんまだ上手に登れないので、下について転落に備えてください。

ご自宅の階段では、上下に柵をつけましょう。お子さんが階段を這って登っていたところ、ちょっと目を離したすきに、突然「ごろごろ、どっしーん」と転落することもあります。上からですと2階から1階まで・・・。大変な事故・けがになることもあります。

柵は、ご自宅の状況に合わせて選びましょう。簡易ネットみたいなものの場合、ネットで支えきれずに1階まで転落してしまった、という事例もありますので注意が必要です。

2012年9月16日日曜日

9月の診療スケジュール。お詫びと訂正。


いつもクリニックならびにみんなのおうちのご利用ありがとうございます。
9月の開院スケジュールについて、一部訂正いたします。
17日(祝)を通常診療と表示されておりましたが、休診の誤りでした。
大変申し訳ありませんでした。訂正させていただきます。

9月
  日  月  火   水    木      金   土
                         
   2    3   4            7      8 
   9  10  11   12    13  14  15 
 16   17  18   19    20  21  22
 23   24  25   26    27  28  29  
 30    
 
     ・・・ 休診日

     ・・・ 08:30~14:30、17:30~20:00
     
上記以外は、通常診療 08:30~20:00(昼休みなし)です。

2012年9月15日土曜日

お子さんの成長と事故・けがの予防③溺水


今回は溺水について述べますが、海や川など水辺で遊ぶときだけでなく、自宅の浴槽での事故が多いことも知っておきましょう。

浴槽での溺水について、その起こりやすい状況として、
・こどもが浴室に入りやすい構造・環境になっている
・浴槽の縁の高さが50センチ以下
・浴槽に水がたまっている(こどもの鼻と口を覆うだけの水深、すなわち10センチでも十分である)
といったことが挙げられます。

予防対策としては、
・できるだけ残り湯をしない
・浴室に入れないように鍵をかける
・こどもだけでお風呂に入れたり、遊ばせたりしない
・短い時間であっても、浴槽にこどもを1人にしない
・桶(おけ)などにも水を張らない

夏場の海や川だけではなく、乳幼児では浴槽での事故が多くを占めますので、予防対策をしたうえで注意をはらっていくことが肝要です。

2012年9月14日金曜日

お風呂の入り方。


日中は暑く湿度も高い日が続き、夜や朝方はエアコンの調節が難しく、少し肌寒かったりもいたします。そのためか、熱が出てしまったり、咳が長引いてしまったり、お腹の調子を悪くしてしまってクリニックに受診するお子さんや親御さんが多くいらっしゃいます。

受診の際にパパやママから「体調の悪い時のお風呂はどうしたらいいですか?」というご質問をよくされます。
発熱や咳をするだけでもこども達はたくさんの汗をかきます。また下痢の時などはお尻が赤くなったり、オムツかぶれになってしまうこともあります。

クリニックでは発熱していても、清潔目的での入浴をおすすめしています。入浴で疲れないように短時間でさっと入り、お風呂からあがったら早めに着替え湯冷めしないようにしましょう。水分補給も大切です。
身体がさっぱりすることで睡眠がとりやすくなり、休息がとれます。こども達の元気になる力を信じながら、環境を整えたり、必要なケアを行ってあげることが回復の手助けになります。

子育て中はお子さんの色々な場面に直面します。お子さんの病気はパパ、ママにとっても心配が尽きません。どんな疑問でも不安でも私達スタッフにご質問ください。

2012年9月13日木曜日

お子さんの成長と事故・けがの予防②肘内障

今回は、肘内障(ちゅうないしょう)についてご紹介します。

クリニックでは、「転びそうになったので、手を引っ張りあげたら痛がって腕を動かさなくなった」や「兄弟で遊んでいたら、急に腕を痛がって動かさなくなった」と来院される方がいらっしゃいます。

肘内障とは、肘の関節を取り巻くじん帯の一部がずれてしまい、お子さんは腕を動かそうとしなくなります。こちらが動かそうとすると痛がりますが、腫れや内出血は認められません。
上のような訴えで来院された場合、肘内障が疑われます。肘内障では必ずしもレントゲンの撮影は要しないと教科書にはありますが、他の疾患(脱臼や骨折)が隠れていることもあります。そのような場合には整形外科への受診が必要となります。

整復処置を行い、お子さんの痛みがとれ腕を動かしてくれるか、すこし観察します。ほとんどの場合痛みがとれお母さんのくびに両手を回し(動かせてる!)笑顔になってくれます。

多い年齢は歩き始めから5歳くらいです。手をつないでいてお子さんが転びそうになったとき、顔面や頭部を地面に強打しないことはもちろんですが、無理に引っ張りあげることは避けましょう。

2012年9月12日水曜日

お子さんの成長と事故・けがの予防①

お父さんお母さんは、お子さんの成長を日々感じられていると思います。くびがすわったら、寝返りができるようになり、ハイハイからつかまり立ち、つたい歩き、ひとり立ち、というように乳児期の成長は驚くべきスピードで進んでいきます。

クリニックには、「ベッドから落ちて頭を打ちました」や「つかまり立ちからころんで後頭部を打撲して・・・」とご心配なさって来院される方が少なくありません。
診察では、本人の全体的な様子や打撲したと思われる部位の診察、神経的に異常が出ていないかなど拝見いたします。ほとんどの場合、事なきを得ますが、その後の経過観察が重要なこともお伝えしています。

赤ちゃんの目線で、お住まいを見てみましょう。

・寝返りをするようになったら、ソファーや柵のないベッドにひとりにすることはやめましょう(いっしょに居ても目を離したすきに・・・ということもありますが)(転落)。
・つかまり立ちがはじまったら、机の角や突起物にカバーを装着するなどしましょう(転倒)。
・こどもの口の大きさ(径)は、約4cmです。これより小さいものは、間違って飲み込む恐れがありますので、気をつけて管理しましょう(誤飲・誤嚥)。

・・・などなど枚挙にいとまがありませんが、実は「つかまり立ちができるようになったら、こうしよう」では遅いこともあります。お子さんは日々成長していますので、「昨日できなかったことが、今日できている」わけです。事故予防は、先回り・先取りして行っていきましょう。

2012年9月11日火曜日

診察前の注意点。



連日暑い日が続き、ニュースでも「熱中症にならないように・・・」と注意を呼びかけられています。
以前のブログで暑い日のお出かけの注意点として、抱っこやベビーカーの時に保冷剤を使用したり出かける前に水分を十分取らせてからの外出をおすすめしました。
暑い日のお出かけにはぜひ実行していただきたいのですが、診察にいらっしゃる前だけは直前に水分をたくさん飲んできてしまうと、のどやお腹の診察の時に刺激で嘔吐してしまうことがあります。

診察前の水分摂取、食事は直前にならないようお気を付けください。また予防接種の際は、接種後約30分の経過観察をさせていただいております。急なアレルギー反応が出ないかどうか、などの観察をするためなので、飲食は原則としてご遠慮いただいております。時間の調整が難しいですが、接種の1時間くらい前に水分摂取をしてお越しいただければと思います。

まだまだ暑い日が続きそうです。暑さに負けず楽しく乗り越えましょう。

2012年9月9日日曜日

ロタウイルスワクチンには2種類あります。


日頃よりクリニックならびにみんなのおうちのご利用ありがとうございます。

本邦では昨年11月末から開始されたロタウイルスワクチンですが、この7月下旬から、ふたつめのワクチンが接種開始されます。
ふたつのワクチンについて、どちらにしたらよいか?というご質問が多く寄せられておりますので、おおまかな違いを書きたいと思います。

まず一番重要な点ですが、効果については両者に差異はなく、90%前後の予防効果があるということです。また両者とも内服するタイプのワクチンです。

異なる点としては、
・昨年11月に開始された方:Aワクチンは、2回の接種を生後24週までに完了するというものです。
・今年7月に開始された方:Bワクチンは、3回の接種を生後32週までに完了するというものです。

接種費用は病院やクリニックごとに異なりますが、当クリニックでは、Aの2回とBの3回で概ね同じくらいの費用としております。

上記を踏まえ、どちらを接種するか決めていただくわけですが、お子さんの接種開始月齢や他のワクチンスケジュールとの兼ね合いもありますので、2つのワクチンの差異をご理解のうえ接種スケジュールについてご相談いただければと思います。

もちろん、ロタウイルス腸炎にかぎらず感染性の胃腸炎の予防としては、便やおむつの扱いに注意し、一処置一手洗いを徹底していくことが大切です。

2012年9月8日土曜日

不活化ポリオワクチンの定期接種が始まりました!


いよいよ、
本年4月に厚生労働省から認可を受けました不活化ポリオワクチンが、9月1日から定期接種として、各医療機関で接種が開始されました。

接種時の注意点が何点かあります。

・接種対象期間は、生後3カ月~90カ月(7歳6カ月)です。
・予防接種記録票は、8月末ごろに目黒区から送付されます。ただし、平成24年7月生まれのお子さん(10月中に3カ月になるお子さん)には9月末ごろに送付されます。
・平成22年4月より以前にお生まれのお子さんで、ポリオワクチンの接種が完了していない場合は、目黒区保健予防課あるいは、碑文谷保健センターにお問い合わせの上、記録票を入手されるようお願いします。
・生後3カ月以降に始まる1期初回接種(3回)は、3~8週間の間隔をあけて接種します。
・これまでに接種されているポリオワクチン(生・不活化)の回数によって、接種する回数が異なってきます。

ご予約、スケジュール、ご不明な点などございましたらお気軽にご相談ください。

2012年9月7日金曜日

「みんなのおうちだより」から。


今年の7月から月に1回発行しております「みんなのおうちだより」から少しご紹介をします。おともだちのコーナーでは、みんなのおうちにいらっしゃるお子さんたちの様子やエピソードを紹介しています。今月号はこんなお話を。

「みんなのおうち、普段は1~2歳のお友達のご利用が多いですが、8月は幼稚園が夏休みということもあり、3~5歳のお兄さんお姉さんもたくさん遊びに来てくれました。小さい子は大きいお友達の様子をじーっと見つめています。お兄さんたちがごはんをいっぱい食べると真似をしてモリモリ食べ、お散歩ではあとを追いかけてどんどん歩き、良い刺激をたくさん受けました。スタッフが呼んでもこっちに来ない・・・お姉さんが「おいでー」と呼ぶとニコニコしながら走ってくる子も・・・(汗)。おもちゃを片付けてくれたり、テーブルをふいてくれたり、お手伝いもいっぱいしてくれたお兄さんお姉さんたち!どうもありがとう!また遊びに来てくれるのをスタッフ一同楽しみに待ってますねー!!」

これからもみんなのおうちでの、楽しく、ほっこり笑顔になる様子をときどきご紹介させていただきます。

2012年9月6日木曜日

スポーツ現場における指導者の喫煙。


スポーツ現場における指導者の禁煙はどのくらい意識されてきているのでしょうか。

 私が高校生の時代、体育教官室では常にたばこの煙を目にした記憶があります。当時はそれが当たり前で疑問も持たなかったように思いますが、(受動)喫煙の心肺機能への影響が証明されている現在、選手や生徒の前での喫煙はあってはならないことでしょう。
 よりよいパフォーマンスを要求する指導者が、それを妨げる紫煙を吐き出している。まったくの矛盾といわざるを得ません。たばこの煙をきっかけに喘息発作が誘発される選手や生徒もいるかもしれません。
 日本体育協会主催のスポーツドクター養成講習会でうかがった話ですが、指導者育成で定評のあるドイツから講師が来日したとき、選手を前にして喫煙している指導者をみて愕然としたといいます。
 もちろん、喫煙しているからといって、その指導者を否定するわけではありません。私も数多くの良い指導者にめぐり合い、育てて頂きました。「たばこを憎んで、ひとを憎まず」です。

  プロ・アマを問わず、永くスポーツを楽しみたいと思っている未来ある子ども達を前にしての喫煙・・・今一度考え直して欲しいものです。

2012年9月5日水曜日

受動喫煙と咳反射

先日、米国の研究グループから、「受動喫煙は、子どもの咳の反射を損なう」という研究結果が発表されておりました。
咳の重要な機能のひとつに、外部からの刺激物質に対して防御的な働きをすることが挙げられますが、研究結果では受動喫煙によって咳の感受性が低くなり、肺が咳によって守られにくくなるため、肺炎や気管支炎になるリスクが高くなるということでした。
また今回の研究では、受動喫煙をした子どもの方が、タバコの実験への不快感が少なく喫煙習慣をもつようになる可能性がより高い、ということも指摘されています。

受動喫煙が喘息や気管支炎などを悪化させる要因のひとつであることは、今ではよく知られている事実です。かたや内服や吸入治療、生活指導で状態を良くしようとしているのに、かたや喫煙で悪化する状況をつくってしまう。。。これではなにをやっているのか分かりません。

こういったタバコの弊害に関する事実や研究結果を知ることで、「自分のためにはなかなか止められないけど、子や孫のために止めよう」と思っていただけたら嬉しい限りです。




2012年9月4日火曜日

第8回小児領域勉強会を開催いたしました!


日頃からクリニックならびに「みんなのおうち」のご利用ありがとうございます。
9月2日の日曜日は、第8回の小児領域勉強会を開催いたしました。お忙しい中、ご参加いただいたみなさまに御礼申し上げます。

今回は、日頃の外来診療で親御さんから質問の多い「おちんちん・おねしょ」のお話でした。みなさん疑問に思っていることではありますが、なかなか聞けない。またお父さんに聞けば?と言われても、お父さんも自分の赤ちゃんのころのことまでは分からない・・・。勉強会を通し少しでも理解が深まれば嬉しい限りです。
また、いろいろな質問を頂戴しスタッフも勉強になりました。ありがとうございました。

またスケジュールが合わず残念ながらご参加できなかったみなさま、外来受診の際などにお気軽にご相談ください!

2012年9月3日月曜日

夜尿症・・・治療法のご紹介。

夜尿外来に患者さんがいらした際には、まずお話をよくうかがって、どのようなタイプの夜尿かしぼりこんでいきます。また昼間のおもらし(尿失禁)がないかなども重要な部分です。そのうえで、治療が必要かどうか、治療の開始時期などを考えていきます。併せて生活のアドバイスも行います。今回は代表的な治療法についてご紹介します。

・抗利尿ホルモン
水を体にためる方向に作用するホルモンの治療で、効果の出現が早い方法です。ガイドラインでは、このあとのアラーム療法と並んで最初に選択される方法のひとつです。これまで点鼻のお薬でしたが、最近になり内服タイプも発売となりました。効果は高いですが、中止後の再発率も40~100%と高いといわれます。副作用に注意が必要で血液検査などが行われます。

・夜尿アラーム
夜尿の水分を感知して警報が鳴る装置です。有効率が高く副作用がないため、第一選択として推奨される方法です。多くのお子さんの場合ブザーが鳴っても本人は覚醒せず親が起こす必要があるため、家族の協力体制が重要です。

・三環系抗うつ薬
アナフラニール、トフラニール、トリプタノールなど(この順で効果が強い)の薬があります。日本では第一選択として用いられること多い方法です。尿意での覚醒を促進させる効果があります。副作用の発現が比較的多く注意が必要です。

・副交感神経遮断薬
ポラキス,バップフォーなどの薬が代表的です。頻尿や膀胱の容量が少ないと判断される場合に用いると有効性が高いといわれます。夜尿アラーム療法や抗利尿ホルモンが無効の場合、併用で追加する場合があります。

その他、有効率にばらつきはありますが鍼治療もあげられます。

これらの治療は、患者さんの年齢や夜尿のタイプ、ご家族のサポート体制などもかんがみて、生活のアドバイスとともに行っていきます。お気軽にご相談ください。

2012年9月2日日曜日

9月のわくわくの日・すくすくの日



日頃より、みんなのおうちをご利用いただきありがとうございます。
熱い日差しの中にも、吹く風に秋を感じることもある今日この頃ですね。
残りの夏も元気に楽しく過ごしましょう!


☆わくわくの日 9月11日(火) 9:00~10:00/10:00~11:00

今回のテーマは、“お月見団子づくり”
紙粘土で飾り用のお団子作りと、お団子のクッキングをします。
作ったお団子は、わくわくの時間の中でみんなで食べたいと思います!
十五夜の夜に、きれいなお月さまが見えるかな♪

・お団子作りで使用しますので、三角巾や大きめのバンダナをお持ちください。着替えを1組多めにご用意ください。お団子の持ち帰りはできません。 
・わくわくの日は、通常のお預かりの中で行っています。参加希望の方は、わくわくにかかる時間でご予約をお取りください。今回は、2回に分けて行いますので、どちらかの枠にかかるようにご予約をお取りください


☆すくすくの日  9月15日(土) 13:30~14:30(定員4名、要予約)

ママと赤ちゃんの心をあたためる、ベビーマッサージを楽しみましょう。ママ達の交流のきっかけの場としてもどうぞ!

・お電話にてご予約をお取りください。(定員4名)
首が座ったお子さん~8ヶ月のお子さんが対象です。
※よりマッサージを楽しめるように、対象月齢を変更しました。対象でないお子さんの参加はご相談ください。
・バスタオルと普段お使いのベビーオイルをお持ちください。
・始まる時間の5分前を目安にお越しください。

2012年9月1日土曜日

不活化ポリオワクチンの定期接種が始まりました!


いよいよ、
本年4月に厚生労働省から認可を受けました不活化ポリオワクチンが、9月1日から定期接種として、各医療機関で接種が開始されました。

接種時の注意点が何点かあります。

・接種対象期間は、生後3カ月~90カ月(7歳6カ月)です。
・予防接種記録票は、8月末ごろに目黒区から送付されます。ただし、平成24年7月生まれのお子さん(10月中に3カ月になるお子さん)には9月末ごろに送付されます。
・平成22年4月より以前にお生まれのお子さんで、ポリオワクチンの接種が完了していない場合は、目黒区保健予防課あるいは、碑文谷保健センターにお問い合わせの上、記録票を入手されるようお願いします。
・生後3カ月以降に始まる1期初回接種(3回)は、3~8週間の間隔をあけて接種します。
・これまでに接種されているポリオワクチン(生・不活化)の回数によって、接種する回数が異なってきます。

ご予約、スケジュール、ご不明な点などございましたらお気軽にご相談ください。

からだの洗い方・・・よく泡だてて洗いましょう!


クリニックには、湿疹や皮膚のトラブルで来院される方も多くいらっしゃいます。通常の外来とともにアレルギー外来でも拝見しております。その中でまず重要になるのが、「からだの洗い方」です。
洗い方のアドバイスとして、
・石けんをよく泡立てて、泡で洗いましょう。
・スポンジや目の粗いタオルなどでゴシゴシ洗うと皮膚を傷つけてしまいます。
・素手で洗うことで、適度な力で洗うことができ、皮膚の状態も感じることができます。
・最後には、ぬるめのお湯で皮膚に石けんの成分が残らないように十分に洗い流しましょう。
・お顔も含めて、湿疹(赤み)があるところもよく洗うことが大切です。
といったことを中心にお話ししています。

保湿剤や軟膏の使い方と同様に、からだを正しく(&楽しく)洗うことはすごく大切なんです。

*上記に関連する内容は、webサイトでもご覧いただけます。
http://www.maruho.co.jp/araikata/