2011年6月18日土曜日

“sport”

 “sport” といっても某テレビ番組のことではありません。
 この語句を辞書でひきますと、「気晴らしをする、遊ぶ、たわむれる」といった意味が挙げられています。また「スポーツ(運動・競技)をする」という意味もあります。
 
 その意味をあらためて感じました。日曜日に40歳以上が出場資格のあるシニアサッカーリーグの試合に参加してきました。私は今シーズンから加入しており、チームの中では最年少ですが、普段運動不足の私は50歳に近い諸先輩方にどうにか見劣りしない程度にしか走れません(翌日は筋肉痛に襲われていました・・・)。
 プレー中は、「きつい、苦しい」などなどつらい状態が多いですが、つらい中にも“楽しい”場面があります。チームとしては、意図したプレーができて得点につながったり、声をかけ合って相手の攻撃を寸断したとき、個人としては、うまくパスが通せたときや相手の攻撃を読んでパスカットをしたときなどです。
 つらいばかりで、楽しくないのでは(楽しい場面がないのでは)、スポーツをしていても・・・と思ってしまいます。もちろん、つらい中に楽しい場面があるからこそ、充実感が得られるとも言えますが。

 こども達が最初に“sport” するのはいつからでしょう。

 それは、親御さんと一緒に遊ぶことからではないでしょうか。

 幼少の早くからスポーツクラブに入れて、専門の指導を受けることが良いとは限りません。ルールや決まりごとなく、親や兄弟姉妹、祖父母と「たわむれ、遊び、自発的にからだを動かす」ことがまず最初に行われるべき大切なことだと思います。その楽しさや喜びをからだ全体で感じて、知ってこそ、その後のスポーツ活動にも好影響してくるのではないかと思います。

 みなさん、お子さんと“sport” しましょう!

                                 院長 若木 均