現在、禁煙週間でありますが、子どもにとっては受動喫煙が取り上げられることが多いです。
小児科をやっていて気になることのひとつに、喘息や“ぜーぜーしやすい”お子さんの親御さんや祖父母さんが喫煙されている場合が挙げられます。
受動喫煙が喘息や気管支炎などを悪化させる要因のひとつであることは、今ではよく知られている事実です。かたや内服や吸入治療、生活指導で状態を良くしようとしているのに、かたや喫煙で悪化する状況をつくってしまう。。。これではなにをやっているのか分かりませんね。
でも、お子さんたちの大好きなお父さんやお母さん、おじいちゃん、おばあちゃんです。喫煙していることで、すべてを否定するようなサポートは間違っており、「たばこを憎んで、ひとを憎まず」でいきたいです。
「ご自分のためにはなかなか止められないけど、お子さんやお孫さんのために止められたらいいですよね」とは、前職で親御さんによくお話した言葉です。
次回は、スポーツ指導現場における禁煙について書こうと思います。
院長 若木 均