先日の子宮頚がんワクチンに関する記事の紹介です。
接種後に体の痛みなどの重い副反応が生じている問題で、接種の推奨が一時的に中止されている子宮頚がんワクチンについて、安全性を評価する厚生労働省の専門家検討会は12月25日、副反応を生じた症例の分析やワクチンとの因果関係をさらに議論する必要があるとして、推奨再開の判断を見送りました。そのため推奨の中止は継続されます。
次回の検討会は26年の1月に開かれるということです。
子宮頚がんについてはご存じの方も多いかと思われますが、最近は予防接種の健康被害がクローズアップされておりますので、子宮頚がんとワクチンの予防効果について触れたいと思います。
子宮頚がんは、女性(20~39歳)のかかる「がん」の中では、乳がんについで2番目に多く、年間9000人近くの人が子宮頚がんにかかり、2700人の方が亡くなっています。
子宮頚がんワクチンの予防効果は、子宮頚がん全体の50~70%の原因とされる2種類(16型、18型)のヒトパピローマウイルス(HPV)に予防効果があります。