2013年12月14日土曜日

ロタウイルスワクチンと胃腸炎関連けいれんの減少。

「胃腸炎関連けいれん」・・・ちょっと耳慣れない言葉ですね。ウイルス性胃腸炎などに伴って起こるけいれん発作のことで、こどものけいれん(ひきつけ)では熱性けいれんに次ぐ頻度でみられるものです。
このけいれん発作はロタウイルスによる胃腸炎によっても起こることがありますが、今回海外から、ロタウイルスワクチンを接種したお子さんたちは、接種していないお子さんに比べ、このけいれん発作が約20%減少した、と報告されておりました。

ロタウイルス胃腸炎というと、「下痢や嘔吐、脱水」などを連想しがちですが、頻度は少ないものの今回ご紹介したような胃腸炎関連けいれんも起こりうるわけです。

このワクチンは接種できる月齢に制限(生後24週あるいは32週まで)がありますので、接種をお考えの方はお気軽にご相談ください。