2013年8月7日水曜日

こんなときどうするの? 《離乳食を食べない・進まない》

離乳食を開始するのは、多くは生後5・6ヶ月頃です。
この頃の月齢の子どもをもつママにとっても、離乳食は大きな関心事ですね。

<離乳期ってどういう時期をいうのかな??>
ママの母乳から栄養を摂取してきた赤ちゃんが、少しずつ食事に慣れるための練習のスタートの時期といわれています。
離乳期とは、ただ食べることが目的なのではなくて、母乳で栄養のサポートをしつつ、食べ物の感触や味を知り、スプーンやフォークなどの道具を使うことに慣れていく成長の時期。そして、味覚の基礎を作る大切な時期でもあります。

ママ達からよく聞かれるのが、「全然食べてくれなくて困っています」という声。
食べやすいようにといろんな工夫をしたり、せっかくがんばって作っても思うように食べてくれないことってありますよね。初めからパクパク食べる子、最初は食べていたのにだんだん食べる量が減ってしまう子、今まで全く食べなかったのに突然モリモリ食べ始める子と、実にいろいろなパターンがあります。栄養が摂れていないんじゃないかとか、体重が増えないと心配する気持ちもよく分かります。ママ達も余裕がなくなって疲れてしまったり、離乳食を作る意欲がなくなってしまったり、その気持ちをお子さんにぶつけてしまう前にちょっと深呼吸。。

<食べない理由は何だろう??>
まだお腹が空いていないのかな
まだ遊んでいたいのかな
食事に慣れていないから、まだ抵抗があるのかな
椅子に座り慣れていないから、居心地が悪いのかな
などなど。ちょっと考えてみるとたくさんの理由が浮かんできますね。その日の気分や体調によっても理由は違ってきます。
食事を与えるママの気分や表情はどうでしょうか? 楽しい気持ちで、にこにこしていますか?

☆離乳食を楽しく進めるポイント
①毎日、同じ時間に与える習慣をつけましょう
→食べても食べなくても構いません。決まった時間に食事をするということを知ることは大切です。また、一人ではなく家族と一緒に楽しい雰囲気の中で食べることもいいですね。
②ママが与える位置を変えてみる
→真正面からではなく、横並びや角に座り、横からそっとあげることで抵抗がなくなる場合もあります。
③食事の前には、母乳やミルクをあげないようにする
→お腹を空かせておくことで、食事への意欲につなげます。ひと遊びしたり、お散歩に行くのもいいでしょう。
④スプーンを変えてみる
→スプーンの大きさはお口にあっていますか?また、金属性の冷たさにびっくりして嫌がってしまう場合もあります。ママ自身も介助しやすいものを使うといいですよ。
⑤食べられたら大いに褒めて、優しい声かえと笑顔で見守る
→おいしいね、食べられてよかったね、など肯定的な言葉で話しかけてあげましょう。たとえ少量であっても、全部食べられたという達成感は次の食事への自信につながります。
5つのポイントの中で、もし参考になるところがあったら試してみてくださいね!


離乳期で大切なことは、まずは食事のリズムを作ること。色んな食品に親しむことや食べる楽しさを体験することが重要なのですね。食事に対する考え方、嗜好は人それぞれです。同じように、赤ちゃんによっても一人ひとり食べられる量・進むペースには個人差があります。
一人ひとりの赤ちゃんに合わせて進めていくことを一番に大切にしていきましょう!!