「じんましんが出ました。食べたのはこれとこれで・・・」といって来院される患者さんを多く見受けます。もちろん食べ物が原因となる場合もありますが、食べ物やお薬だけでなく原因は多岐にわたります。年長児では、むしろ食べ物が原因というのは多くないようです。
風邪を含むウイルス感染によることも多いと思われますし、寒さや温熱、日光などの刺激による場合もあります。原因がはっきりしないことも多く、体調が悪いときに出ることもよくあります。
患者さんにとってはかゆみがつらいので、治療は抗ヒスタミン薬の内服が中心になります。
入浴に関しては、からだが温まるとかゆみも増すので、お風呂にゆっくりつかるよりは清潔目的でシャワー浴の方がよいかもしれません。
また皮膚の症状だけでなく、お子さんの呼吸の様子や顔色にも注意をはらいましょう。