2012年6月4日月曜日

激動の時代の子育て

お陰様で、1周年を迎えることが出来ました。
「みんなのおうち」から元気な声を漏れ聞き、すくすくと元気になっている子達を日々目にしてうれしく感じると同時に、地域の皆様に支えられてこの日を迎えられたことに心よりお礼を申し上げます。
ある医師(@Queen’s Medical Center, HNL)とのエピソードを1つご紹介します。
ある18歳の女の子の患者の診察が終わるとその医師は私に語りかけた。
「さっきの子はね、私が取り上げたんだよ。ちっちゃく(未熟児で)生まれてね、親はとっても心配してた。でもね、あんなにたくましく元気だったろ!昨年サーフィンで全米No.1になったんだよ。18年なんて長いようで短い。今の世の中の動きはとてつもなく速くて、大人達が自分を見失っている。そんな中で、小児科医はね、こどもの代弁者として時には、がむしゃらになって子育てしながら自分を見失ってしまった親と戦って親から嫌われてでもこどもを守ってあげなければならないときがある。そして心身共に健全に育っていく子を静かに見守っていくんだよ。その子が大人になって赤ん坊を自分のところに連れてきたとき、初めて小児科医として認められるんだ。小児科医はね、そこがスタートなんだよ。」
これから1050100年と激動の時代に、みなさまのちょっとした心の支えになれたらと願っています。
「こどもに学び、こどもを守る」という強い信念の基、引き続き精進して参ります。今後とも末永くよろしくお願い申し上げます。