前回、とびひ(伝染性膿痂疹)について書きました。
また、とびひなどに関連して、菌が侵入し真皮(の深いところ)や脂肪組織まで炎症が及ぶことがあり、蜂窩織炎と呼ばれます。
蜂窩織炎は、とびひだけでなくいろいろな原因がありますが、皮膚や粘膜の傷などから菌が侵入して起こることが多いようです。虫刺されを例にとると、刺された部位の周囲に赤みや腫れが急速に広がります。全身性の発熱を伴うこともあります。
抗菌薬(抗生剤)が主な治療になりますが、程度によっては入院治療しなくてはならない場合もあります。
この季節、虫刺されやとびひなど皮膚にダメージが起こることが多いですが、清潔を保ち、皮膚の様子に注意しましょう。