お子さんの状態が心配なとき、対応に迷うとき、気になることがあるときは、いつでもご相談くださいね!
便秘とは、うんちが腸の中に長い間溜まったままで、順調に出せていない状態のことをいいます。大人も赤ちゃんも、うんちのリズムには個人差があります。そのため、毎日便が出ないからといって便秘ということではありません。明確な定義はなく、一般的には3~4日以上排便がないこと、便に含まれる水分の量が少ないことを便秘といったりします。
赤ちゃんの腸の長さは身長の約7倍あり、大人は身長の約4.5倍です。大人と比べても赤ちゃんは、①腸の働きや作りが未熟②腸も長い、という条件からも、うんちのお悩みはよくきかれます。
お子さまのうんちのリズム(排便習慣)を観察し、焦らず、慌てず付き合っていきましょう。
うんちのリズム作りのお手伝い方法を、いくつかご紹介します♪
①【お腹のマッサージ】おへそ周りを中心に、手のひらで時計周りに『の』の字を書くように、
ゆっくりマッサージをしましょう。外側から、腸の動きを促してあげましょう。
②【水分を十分に与えるよう心がけましょう】母乳や飲み慣れたミルク、お水、お茶、なんでも
大丈夫です。果汁、ヨーグルトなども与えてあげてよいです。
③ 【綿棒浣腸】
1.授乳や食事をしてから、30分以内にトライ♪
食べ物が胃の中に入ると、胃は大腸に信号を送ります。すると大腸は反射的に便を大腸へ送り出す
「ぜん動運動を始めます。(胃・大腸反射)胃から食べ物がなくなる時間の目安が30分のため、腸が動いている時
の食後30分が効果的です。しかし、中には刺激により、吐いてしまう場合もありますので、食直後は避けた方が
良いでしょう。
2.綿棒の先にベビーオイルをたっぷりつけましょう
3.赤ちゃんの肛門へ、綿棒の頭の部分をサクッと挿入
4.綿棒を入れたまま、ゆっくりクルクル回して腸を刺激しましょう
肛門の直ぐそばは、直腸といいます。通常、便は直腸に送られるとその反射が脳に「便を出したい」という信号を伝え、脳はその信号を受けとり、肛門から便が排泄される、という仕組みになっています。直腸を刺激してあげることで、脳から信号がでるため、腸が動き、溜まっていたうんちを揺り動かしてくれます。
~水分補給と食事については、対処方法2をお読みください~
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