2013年5月21日火曜日
正しい熱中症の予防法
初夏の日差しがまぶしい今日このごろですが、夏日を記録するような暑い日もみられますね。朝晩は冷えたりする日もあり、体調を崩されるお子さん親御さんが多いようです。手洗いうがいなどできるところから予防を行いましょう。
少し早い気もされるかもしれませんが、熱中症の予防法についてです。熱中症は高温ばかりでなく、湿度の高い状況(多湿)も関係します。このためスポーツ活動や労働従事中に、室内や体育館でも発症してしまうわけです。
起こしてしまった場合の対応も大切ですが、起こさないように準備することも重要になります。
まず大切なのは、体調管理です。睡眠不足やかぜをひいているなど万全の体調でないときには起こしやすくなるからです。次に水分や塩分の補給を十分に行うことが重要です。あらかじめしっかり補充し、スポーツや遊んでいる最中にもこまめに補います。いわゆるスポーツドリンクでも良いですし、味噌汁やスープといったものも塩分やミネラルが含まれおり適しています。最近では、塩分を多めに含んだ飴(塩飴)も市販されており、事前の補充や休憩中の補給に適しているものもあります。
また指導者や保護者の立場として、気温によってはスポーツ活動などを一時中断し休息をとらせるようにする勇気も必要だと思います。
それから屋外の活動においては、帽子を着用し、日焼け止めもしっかり使うようにします。使用により皮膚の保護ばかりでなく、体力の消耗をおさえることができます。
乳幼児のお出かけには、あらかじめミルクや母乳、お茶などを十分飲ませるようにします。服装は通気性のよいものにします。ベビーカーについては、タオルにくるんだ保冷剤や氷嚢を準備したり、熱がこもらないように通気にも気を遣いましょう。
最後は、おうちに帰ってからの対応です。家に戻ると元気そうでほっとしてしまいます。しかし、日中に体中が暑くなってしまって体内にこもって上がってしまった体温(深部体温という)をしっかり冷ます目的で、帰宅したらぬるめのシャワーやお風呂(少し冷たいと思うくらい)でさっぱりしつつ、体温をしっかり下げることはとっても効果的です。