2014年4月14日月曜日

こんなときどうするの? 《登園時など、保護者と離れるときに泣いてしまう》 

新年度が始まりました。4月から保育園や幼稚園に入園したみなさん、おめでとうございます!
新しい環境に慣れるまでは、緊張や疲れから体調を崩したり、風邪をひきやすくなることもままあります。週末はお出かけしない日を設けるなどして、しっかり体を休ませながらお子さんの体調に十分に配慮してあげましょう。

さて、春のこの時期によく聞かれるお話を一つ。

親御さんから離れる時に、泣いてしがみついて離れられない!!
泣いている姿が気になってつらい!!
これは、保育園や幼稚園に通っているお子さんがいる方でしたら、一度は経験されていることではないでしょうか。『みんなのおうち』でも、よく見られる光景です。
別れるときに泣いていても、姿が見えなくなるとけろっと遊び始めるのであれば、何の心配もありません。

とはいえ、これが毎朝や毎回のこととなると、保護者の方の不安になったりかわいそうになってしまいますよね。何かいい方法はありませんか?と、ご質問をいただくこともしばしばあります。
よくお話しすることは、親の不安は子に伝わる、ということです。
大丈夫かな、心配だな、置いて行ってしまって悪いな・・・。
このような気持ちはちょっと胸にしまって、
「ここは楽しいところだよ」「お友だちといっぱい遊んでね」
と、まずは保護者の方が明るい気持ちで送り出してほしいなと思います。
また、担任の先生や預け先の方と楽しそうに話す姿を見せることもきっかけになるかもしれません。親御さんが信頼し、安心できる人と接する姿を見ると、「ママが仲良しだから、この人は大丈夫」という印象を抱くようです。

すぐに泣かなくなるのは難しいかもしれませんが、例えばバイバイするときに「いってきます」としっかり目を見て言ったり、必ずお迎えに来ることなど言葉を掛けてあげると安心につながります。その時の一番のポイントは、不安感のない笑顔であること!!
また、握手をする・ぎゅっと一回抱きしめてあげる・お手々をパチーンと合わせるのもいいですね。お家に帰ってからの約束事(絵本を読む・○○をして遊ぶ)を決めることも、子ども達にとって楽しみができていいでしょう。それらが別れるときの習慣になれば、気持ちの切り替えの儀式となって泣かずに離れられるようになるかもしれません。
ぜひ、何か参考になれば試してみてくださいね!