2012年3月30日金曜日

昨日の“わくわくの日”  「みんなのおうち」より

昨日3月29日(木)は、今年度最後の“わくわくの日”でした。1月に行ったお味噌汁づくりが子どもたちにとても好評で、どの年齢の子も楽しんで参加できる活動となったので、あえて今回も同じテーマのお味噌汁づくりを行いました。前回は大根と人参。今回は菜の花とじゃがいもで挑戦です!
実際に作ったのは昨日でしたが、参加予定の3歳Sくんと材料を買いに行く27日(火)の午後から実は“わくわくの日”は密かにスタートしていました。お財布を持ってスーパーへ行き、どんなお味噌汁にするか相談しながらのお買い物です。春らしいものを使いたいなぁ・・・と、内心思っていた私でしたが、せっかくなのでお買い物の流れに任せてみようとも考えていました。すると!さすがのS君。野菜売り場で手にしたものはなんと菜の花。さらに、すぐ近くでS君の視界にちょうど入ったものはじゃがいもでした。迷うことなくお味噌汁の材料は一瞬で決まり、すぐにレジへ。「これください」「ありがとう」と、言葉やお金のやり取りを頑張ったS君に、レジのおばさんは「偉いわねぇ~」と笑顔でほめてくれました。「みんなのおうち」までの帰り道は行きよりも足取りが軽く、買った袋を大事に持ってニコニコしながら進んでいました。

そして当日。
今回はS君とSちゃん(1歳)兄妹、H君(2歳)の3人が参加してくれました。全員集まる前にお兄さんのS君には下準備から活躍してもらい、①じゃがいもを手でよくこすって洗う②ピーラーで皮むき③菜の花を洗う この3工程を冷たい水で手を赤くしながら頑張りました。
そこにSちゃんも“なになに??”と見に来て、まずは2人が包丁でじゃがいもと菜の花を順番に切ります。Sちゃんも意欲満々で、スタッフと一緒に喜んで切っていました。S君はほとんど一人で挑戦。手つきもなかなかの慣れた様子で、真剣にたくさん切ってくれました。H君はしばらくいつもと違う雰囲気に緊張したのかやりたがらなかったので、気持ちが向くまで機会を待つことに。
お鍋でじゃがいもを茹でている間に、次は味噌溶きです。ボールの中でお味噌を味噌漉しでグルグル混ぜて溶いていきます。たちまち漂うお味噌のいい香りに、自然とボールに顔が近づいてしまいます。H君もこの香りにだんだん気持ちが向いてきて、菜の花を包丁で切ることに挑戦できました!ままごとで遊んでいた延長で、活動がうまくH君の頭の中でつながったようでした。
じゃがいもに火が通ったかどうかみんなでフーフーしながら味見をして、最後に菜の花とお味噌を入れて完成!!お弁当タイムになる前から、たまらずにお弁当を持ってウロウロし始めるH君(笑)3人とも早く食べたい光線をスタッフにずーっと放っていました。
そして待ちに待ったお弁当の時間に。少し苦味のある大人の味の菜の花も、嬉しそうにパクパク食べていました。S君とH君はおかわりまでして、3人とも大満足。お腹がいっぱいになった3人は食後はいつも以上にテンションが上がり、笑いが止まらなくなったり、ひたすら部屋中を歩き回ったり、とても愉快でした♪
今年は春の訪れがかなり遅かったですが、やっと春らしい日が増え、身も心もウキウキしてくる季節になってきましたね。春の風や日差しを浴びて、旬のものをたくさん食べて、思い切り春を満喫したいものです。
参加してくれたS君、Sちゃん、H君、どうもありがとう!!!