2012年4月20日金曜日

感染性腸炎(ロタウイルス性腸炎)が流行っています!

東京では、昨年末を中心にみられた感染性腸炎が、3月下旬からまた多くなっているようです。多くはノロウイルスと発表されていますが、1週間前後と経過が長い腸炎は、ロタウイルスが原因と思われます。ノロウイルスの症状は1-2日間と比較的短く収束していくことが多いですが、ロタウイルスの場合、5-6日間と持続することがあります。嘔吐が落ち着いた後も下痢が持続したり、いったんおさまった嘔吐や下痢が再度悪化したりします。

手洗いでの予防が重要ですが、乳幼児には難しいため、大人がおむつを扱うときに1回1回手洗いをすることが重要になってきます。保育園などでは、使い捨てのビニール手袋を使用することも良いでしょう。
嘔吐の時期は、まずは“おなかを休める”意識をもって、水分を少量ずつとるようにしましょう。スポーツドリンクやお吸い物、経口補水液(OS-1)など糖分や塩分が含まれているものが望ましいです。母乳も良いと思われます。

嘔吐や下痢が持続する場合には、かかりつけ医などに受診するようにしましょう。
親御さんも感染することがありますので、おむつの扱いに注意し、手洗いを励行しましょう!