2012年6月27日水曜日

てんかんについて。


「てんかん」や「けいれん」と聞くと、よく分からないけれど怖い病気、というイメージを持たれている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
20114月にクレーン車による歩行者を巻き込んだ交通事故があり、またその後にもてんかんの発作による可能性があると判断された事故が続いて報道されました。このことでさらに怖い病気という印象が強くなりました。
日本てんかん協会では「てんかんとは、脳の中で嵐が起こりそれが発作となり現れる病気です。出産時の傷や交通事故によるものなどいろいろな原因がありますが、多くの場合はわかりません。わが国では100万人がてんかんで悩んでいます」と説明されています。

てんかんは、その多くが現在薬できちんとコントロールができる病気です。
また「てんかん」に限らず、病気を持ちながら生活されている方はたくさんいらっしゃいますし、決められた内服や注射、生活に制限がある方もいらっしゃいます。

持病と上手く付き合っていくには、まず自分の病気を正しく理解すること、そのためには信頼できる主治医を見つけ、自己判断で治療や薬を中断しない。また、体調管理をきちんとして自分の身体を過信しすぎないことが大切です。
そして周囲の人々は、病気を正しく理解し、必要な時には手助けをする。それが持病を持って生活している方々にとってとても心強い励みになるのではないかと思います。