2012年10月4日木曜日

アレルギー最前線

アレルギー疾患をもつお子さんは増えています。
学校の先生や保育園の先生も食物アレルギーの子、アトピーの子が以前よりクラスに多いと感じられているでしょう。なぜアレルギーが増えているはまだわかっていません。

でも、治療方法は、劇的に進歩しています。

ぜんそく治療の基本はテオフィリン製剤から吸入ステロイドになり、20年前は2-3週間かかっていた入院期間も今は1週間程度です。

「発作が起こったら治療する」病気から、「発作が起こらないように予防する」病気になりました。

食物アレルギーの除去食は「徹底的な除去」から、「最小限の除去」に変わっています。

アトピーの外用ステロイドの使い方も研究され、効くけどぶりかえす使い方ではなくしっかりとコントロールできる使い方をお話できるようになりました。

治療法、生活の指導、それぞれどんどん変わっています。

インターネットで様々な情報が得られる世の中です。
だからこそ、よく吟味が必要です。
そのブログはいつ書かれたのか?2005年と書いてあったら、もうその情報は古いかもしれません。なぜなら、その間に小児ぜんそくのガイドラインは2回も改訂されています。


正しい情報をみなさんに知ってほしいということが私たちの願いです。
世界の第一線でなされている診断と治療をここでも実践していく準備を始めました!
最前線の治療法から「どんな病気なの?」というご質問でも、ぜひ聞いてください。