2012年10月11日木曜日

睡眠と朝食の重要性

前回、体内時計のずれと肥満の関係についての新聞記事をご紹介しました。これに関連した過去の記事では「親の睡眠不足で子どもが肥満?」という調査結果が挙がっていました。調査では、親が不眠気味だと、子どもが「就寝時間が遅い・寝坊が多い」、「食べすぎが多い・肥満気味」という結果であったとのこと。
「親の影響で子どもも就寝時間が遅くなっていることが寝不足につながる」と分析されていました。

親御さんの睡眠不足が、直接的に子どもの肥満につながるわけではないと考えられますが、子どもの就寝時間が遅くなることは、朝寝坊やそれに伴う朝食の不十分な摂取(あるいは欠食)にもつながります。また朝食摂取が不十分だと、日中の活動に集中できないことや運動や遊びの不足にもつながります。
“疲れきって早寝する”ことが少なければ、就寝時間が遅くなることにもなり、それに加え夜食などを摂ったりしますと、余分なカロリー摂取から肥満になりやすく、また朝は“お腹がすいていない”と不十分な朝食摂取・・・というように悪循環に陥ることも予想されます。
また、「朝食欠食の児童は、その後肥満になりやすい」という別の研究結果もあります。

一概には言えないことではありますが、睡眠や食事という健康的な生活を送るための“柱”とも言うべき大切なことがらについて、今一度見直してみましょう。