2012年12月10日月曜日

事故予防について:スリングは正しい使い方を。

スリング(子守帯)は、母親との密着感、母子のアタッチメントの観点から近年人気の高まっている抱っこひものひとつです。
それでは安全面はどうでしょうか。事故の報告としてもっとも多く報告されているのは、スリングからの転落です。その他、股関節脱臼の危険性が指摘されています。
また、スリング内での窒息の危険性が指摘されており、特に首のすわっていない乳児の場合、スリング内で首が過度に前屈しないように注意し、子どもの顔が常に見えている状態で使用することが重要です。
正しい使い方を知り、事故のないように使用しましょう。
(今回は、日本小児科学会ホームページのinjury alert (傷害速報)を参考にご紹介いたしました。 http://www.jpeds.or.jp/alert/index.html )