2012年3月14日水曜日

乳児の包茎はむきすぎないようにしましょう。

宗教的な包皮切除の慣習がない日本では、乳児(男児)はみんな包茎です。
クリニックで診療しておりますと、「どうやってむいたらいいのか?」、「どのくらいむいたらいいのか?」というご質問を数多くいただきます。「主人に聞いても分からない」とのこと。もちろん赤ちゃんのときのことですから分からないのも無理ないのです。。。

包皮を柔らかくする意味で入浴の際などにときどき、(亀頭は出す必要はないので)少し包皮にテンションをかけてあげましょう。小児泌尿器科の先生は、2-3歳で、包皮をむいたときに亀頭が径2-3mm見えるくらいであれば十分というお話をされていました。
無理にむきすぎたり、むいて亀頭を洗いすぎたりしますと、包皮を傷めてしまったり、亀頭(粘膜)が硬くなってしまうこともあります。
ただし、亀頭包皮炎を繰り返したり、包茎が強くて排尿がうまくいかない場合(バルーニング)など塗布薬で治療を開始することもあります。

乳児の包茎はむきすぎないようにしましょう。

気になる場合は、クリニックにいらした際にご相談ください。
また24年度の勉強会でも取り上げる予定のテーマですので、ぜひご参加ください。