先日ご紹介いたしました、子宮頚がん・ヒブ・肺炎球菌の2013年度無料化のお話に加えて、他に4ワクチンについても定期接種化への活動が広がっています。以下に日本医師会が行っている署名活動についてご紹介いたします。
日本医師会と予防接種推進専門協議会は、子宮頚がん・ヒブ・小児用肺炎球菌の他、水痘・おたふくかぜ・成人用肺炎球菌・B型肝炎の7種類のワクチンすべてについて、接種費用が原則無料となる定期接種の対象に追加するよう早期の予防接種法改正を求める署名活動を行っています。2月中旬まで署名を受け付け、1月中に召集される見込みの通常国会に請願として提出する予定だそうです。
署名の趣意書では「地域間や経済的格差なく、希望するすべての人が定期接種でこれらのワクチン接種が受けられる制度を早期に実現させる必要がある」と強調しております。
厚生科学審議会の予防接種部会が昨年5月にまとめた第2次提言では、7種類のワクチンを定期接種化すべきだと評価しておりましたが、財源との兼ね合いから、既に予算事業として接種への公費助成が行われている子宮頚がん・ヒブ・小児用肺炎球菌の3種類の定期接種化が優先されるようです(今回は医療介護CBニュースを参考にいたしました)。
署名活動は各地域・医師会などで行われておりますが、当院窓口でも2月12日(火)まで受け付けておりますのでご賛同いただけます方はご署名のほどよろしくお願いいたします。